モグラは土の中で暮らす動物なので、畑や庭を荒らす憎い奴ですが退治するのはとても難しいですよね。
いるのは分かっているのに退治できないもどかしさ、それがモグラです。
そんなモグラの退治に効果があると言われているのがペットボトル風車!
でも実際のところ、効果はあるの?
ということで、今回はモグラの退治方法などについてご紹介します。
1.ペットボトル風車の効果は?
畑や庭でくるくる回るペットボトル風車、見たことがあるという方は多いでしょう。
でも地面の上でくるくる回るペットボトルがなぜ土の中にいるモグラを退治してくれるの?
不思議ですよね。
調べてみたところ、モグラを退治してくれるといってもペットボトル風車にモグラを絶命させる能力があるわけではなく(当たり前ですが)、ペットボトル風車が回るとき、地面に伝わる振動でモグラを遠ざけてくれるという話です。
モグラが振動を嫌うのです。
なので、畑や庭の中にモグラがいる場合、ペットボトル風車は根本的な解決にはなりません。
また、モグラにも学習能力があります。
最初は風車の振動にびっくりして逃げても、そのうち慣れて動じなくなります。
こうなるとモグラ退治の効果はなくなりますね。
ペットボトル風車の効果は一時的なものと考えた方がよさそうです。
とはいえ、ペットボトル風車で畑の被害が軽減したと多くの人が実感しているのも事実です。
一時的とはいえ効果は大きいです。
猫除けにペットボトルを並べたりCDを吊るしたりしますよね。
ペットボトルのモグラ退治効果はあれと同じくらいかなと思います。
一時的な効果は大きいけれど、慣れるとなんてことなくなる、というやつです。
畑で作物を栽培する時期だけペットボトル風車をつけるなど時期を絞って設置すれば、風車の効果を引き出すことができます。
モグラはあまり賢くない動物なので、一年も経てば風車のことは忘れてしまうのでしょう。
2.ペットボトル風車の作り方とは?
ペットボトル風車の材料は、
・ペットボトル(500ml、1~2本)
・針金(解体したハンガーでもよい)
・ビニールテープ
・カッター
・錐(はんだごて)
ペットボトル風車の作り方をざっくりというと、
①キャップの中央とペットボトル底の中央に針金を通す穴をあける。
②ペットボトルを底から数センチのところで切り分け、本体と底を分離する。
③カッターで切り、本体に羽根を作る。羽根は根元で折る。
④本体と切り離した底を結合し、針金を通す。
⑤目印や怪我防止のために、羽根にビニールテープを貼る。
作り方の詳細は動画でご確認ください。
[ペットボトルを使った風車の作りかた]
3.ペットボトル風車以外のモグラ対策
ペットボトル風車以外の対策としては、
【①モグラ忌避剤】
「もぐらパニック」
【②金網やトタンを設置する】
畑の一区画など決まった範囲をモグラから守りたいときには、その箇所を金網やトタンでぐるりと囲むのがおすすめです。
金網やトタンは、地面の深さ50~60cmまで埋めてください。
4.モグラの生態は?
最後にモグラの生態についてまとめておきます。
日本のモグラは、北はアズマモグラ南はコウベモグラが多いです。
主食はミミズや虫、意外ですが畑の作物は食べません。
なので、作物を食べるという被害はありません(ただ、水分摂取のために根っこや実をかじることはあります)。
モグラによる被害は、
・作物の根や実(芋など)を傷つける
・ミミズ(益虫)を食べる
・モグラの穴がネズミの通り道になる
・穴に雨水がたまるため、畑の土が流れたり陥没しやすくなる
・庭や畑がボコボコになる
モグラは土の中にいるため、モグラ自体を見てモグラがいるかどうかを確かめるのは難しいです。
モグラ塚を探してみてください。
モグラは穴を掘ったときの土を地面に持ち出す習性があります。
土の山ができていたらモグラがいる可能性が高いです。
まとめ
以上が、ペットボトル風車のモグラ退治効果や作り方についてでした。
ペットボトル風車を作るときは怪我に注意してください。
特に、キャップや底に穴をあけるときに怪我をしやすいです。
また、カッターの切り口で皮膚を切ってしまうこともあるので要注意!
畑や庭に設置するときは、人に怪我をさせないよう、高さや向き、切り口の加工に気を付けてください。
蟻退治については、下の関連記事をご覧ください。