そうめんにみかんをのせるお店がありますよね。
あと、冷麺にスイカが入っていたり。
それから、ポテトサラダにみかん、酢豚にパイナップル。
いろいろあります。
人によっては、「食事は食事、デザートはデザートとして別々に食べたい」という方も多いのではないでしょうか。
こういった、フルーツってどういった意味があるのでしょうか?
といことで、今回はそうめんにみかんを入れる理由などについて調べてみました。
1.そうめんにみかんを入れる理由は?なぜ入れる?
そうめんにみかんを入れるお店は結構あります。
また、お店以外の一般家庭でも結構います。
入れるみかんは、だいたいは缶詰のみかん。
そして、お店やご家庭でそうめんにみかんを入れる理由は、ズバリ「彩り」です。
つまり、そうめんを華やかに彩ることが目的なのです。
食事は、舌だけで味わうものではありません。
目で見た「視覚」と、香りの「臭覚」、それに舌で感じる「味覚」を合わせて楽しむもの。
ちなみに、目隠しをして、鼻をふさいで食べた場合、味がわからなくなりますよ。
不思議ですね。
「視覚」や「臭覚」は、意外に重要なのです。
特にそうめんは、真っ白で、他の色がまざるわけでもなく寂しい色です。
そうめんにみかんを入れる理由は、そういった真っ白で色が無いそうめんを少しでも華やかに彩ることが目的なのです。
また、そうめん以外に何か別の具材が何も入っていない場合、結構な確率で飽きます。
そういった、飽きに対する一つの策でもあるのですね。
お店によっては、オレンジ色のみかんではなく、真っ赤なさくらんぼを入れるところもあります。
クリームソーダに添えられる、さくらんぼの缶詰ですね。
ちなみに、そうめんではないのですが、冷や麦の白い束の中に数本だけピンクや緑のものがまざったものが売られています。
これは、メーカーが冷や麦の彩りをよくすることを目的で行っています。
色付きの冷や麦は、特に子供には人気のようですね。
2.そうめんに入れる具材、みかんでなくてもよいのでは?
そうめんに、彩りを加えるのであれば、別にみかんやさくらんぼでなくても良いのでは?と思ってしまいますよね。
ですが、そうめんはよく夏場の暑い季節に、冷たくして食べるのが定番です。
さらに、そうめんを盛った皿に、水や氷も入れたりしますよね。
つまり、そうめんは水っぽいのです。
その中に、他の麺類の定番の具材を入れてみるとどうなるか。
たとえば、天ぷら。
天ぷらは、衣が水を吸い込んでしまいます。
天ぷらが、そばやうどんのつゆに付くのは大丈夫ですが、そうめんの水はちょっと嫌ですよね。
また、ラーメンに入るチャーシューやメンマだとどうでしょう。
やはり、水に浸ったチャーシューやメンマの味は、どうしても薄くなってしまいます。
ということで、もともと水っぽいみかんやさくらんぼであれば、色も鮮やかで最適ということなのですね。
ですから、トマトなどの野菜であってもよいと思います。
3.そうめんにみかんを入れる地域は?
そうめんにみかんを入れるのは、どこか特定の地域の文化が広がったものなのでしょうか?
ということで、そうめんにみかんを入れる地域を調べてみました。
結論から申し上げますと、ある地域に限定した文化ということではないということのようです。
要するに、日本全国様々な地域でそうめんにみかんを入れているのです。
ただし、その地域全てがみかんを入れているということではありません。
同じ地域であっても、みかんを入れるお店があれば、入れないお店もあるということ。
これは、ご家庭でも同じことがいえます。
ですが、九州に限っては比較的みかんやさくらんぼを入れるところが多いようです。
特に、九州の鹿児島県では、みかんのほかにスイカも入れるそうです。
そうめんとスイカの組み合わせ、面白いですね。
それから、栃木県ではいちごの産地で有名ですが、特産品の「とちおとめ」をそうめんに練りこんだ「いちごそうめん」というものがあります。
ですから、いちごそうめんの色は白ではなくピンク色、味もほんのりといちごの風味があります。
まとめ
以上が、そうめんにみかんを入れる理由などについてでした。
そうめんにみかんを入れる理由は、真っ白のそうめんを華やかに彩るため。
ただし、甘いみかんやさくらんぼをそうめんに入れるのは、賛否両論あるようです。
まあ確かに、甘いフルーツとめんつゆが合わさるのは人によっては違和感があるのかもしれません…。
ところで、「そうめんは古いほど美味しい」といった噂を耳にしたことがありませんか?
ということで、そうめんは本当に古いほど美味しいのか徹底調査した記事がありますよ。
もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。