「南京錠」は、昔々からある錠…。
でも、自宅の出入り口に南京錠を使うことは、最近ではほぼなくなりました。
現在では、セキュリティー的にも使いやすさの面でも、優れた錠が使われていますから…。
そんな中でも、頻繁に開け閉めしない場所などに、時々使うことがあります。
そうそう、時々…。
その時々のせいで、腐食が進み開かなくなることも…。
「開けたくても、開けられない!!!」
そんな時…、そうしたら良いのか??
大丈夫!開ける方法があります!
ということで本記事では、南京錠が開かない原因と、開かない時の対処法についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.南京錠が開かない原因!
南京錠は主に、鍵で開ける「鍵式」と暗証番号で開ける「ダイヤル式」の2種類あります。
ちなみに、「錠」と「鍵」の違いは、「錠=ロック」で「鍵=キー」といえばわかりやすいでしょうか。
そして、鍵式とダイヤル式の南京錠共通の開かなくなる原因は「サビ」です。
特に、南京錠は屋外で使われることが多く、場合によっては雨水にさらされることも…。
そのため、金属製の南京錠は、長い年月でサビてしまうことがあるのです。
そして、そのサビが原因となって、鍵を差し込んでも回転しない、ダイヤル部分が回らないといったことで開かなくなるということ。
また、U字型のツルがサビて抜けないといったこともあります。
それから、鍵式の南京錠であれば、「鍵をなくしてしまう」ということも。
あとは、ダイヤル式だと「暗証番号を忘れてしまう」というのも、開けられな原因の一つです。
2.南京錠が開かない時の対処法!
南京錠を開ける方法はいくつかあるのですが、原因別に分けて説明していきます。
①サビて開かない南京錠の対処法!
サビてしまった南京錠を開ける時には、「今後も継続使用する」のか「南京錠を捨てる」のかを決定してから対処してください。
もし、「今後も継続使用する」のであれば、鍵穴専用の潤滑剤を使いましょう。
これは、美和ロックの「鍵穴用潤滑剤」。
私自身も、自宅玄関の鍵穴に使っています。
ただし、サビ取り剤ではないため、サビが酷い場合は開かない可能性もありますので気をつけてください。
潤滑剤には様々な種類があるのですが、鍵穴の場合はべたつかないことが重要。
べたつくタイプは、最初は効果があらわれるのですが、しばらくすると逆に鍵が開かなくなってしまいます。
この鍵穴用潤滑剤は、べたつくことがありません。
それから、違ったタイプの潤滑剤もあります。
これは、呉工業の「フリーズルブ」。
サビたネジやボルトなどに使うサビ取り潤滑剤ですが、錠前にも使うことができます。
あと、「南京錠を捨てる」覚悟があるのであれば、以下の潤滑剤をお試しください。
これは、お馴染みの「KURE556」。
これは本来、鍵穴などの精密部に使ってはいけない潤滑剤。
南京錠を開けることはできますが、しばらく経つと逆に開かなくなります。
それから、南京錠を壊すという手段も。
これは、「ボルトクリッパー」。
南京錠の、U字型のツル部分の切断に使ってください。
女性の力で南京錠を切断した、というレビューも載っています。
ハンマーなどで叩き壊すという方法もありますが、周囲のものを破損させる危険がありますので、やはりおすすめは「カット」でしょう。
②鍵をなくして開かない南京錠の対処法!
鍵を紛失した場合、安全ピンやペーパークリップなどを鍵の代用にする方法がありますが…。
映画やドラマでスパイが建物に侵入したり、手錠を開けるシーンでお馴染みの…それ。
試してみても良いのですが、でも素人では難しいでしょう…。
それから、鍵を開ける専門業者に依頼する方法もありますが…。
費用的には、ボルトクリッパーや南京錠カッターを購入して壊し、新品の南京錠を買った方が安く済みますよ。
③暗証番号を忘れて開かない南京錠の対処法!
暗証番号を忘れてしまった場合は、3桁であれば「000」→「001」→「002」……「997」→「998」→「999」と順番に試していく方法がありますが…。
これを、1,000回も続けるのは面倒ですよね…。
4桁ならば、10,000回もやらなくてはいけません。
この作業を効率化するには、U字型のツルを引っ張りながら「1桁ずつ」確定していく方法があります。
やり方は、U字型のツルを引っ張った状態で、1つの桁のダイヤル「0~9」までをゆっくりと回してみてください。
暗証番号に設定した数字を示した際に、U字型のツルにかすかな振動が伝わります。
その数字が暗証番号。
この作業を全ての桁で行うことで、暗証番号が判明します。
ただし、振動はかすかですので…、もし開かないのであれば前項同様にカッターを使って壊しましょう。
ところで、暗証番号も忘れることがありますが、それよりも頻繁に忘れてしまうのは「傘」。
特に、最初は雨天でありながら、帰る時に晴れていると結構な確率で忘れるもの…。
ということで、傘忘れの防止方法を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクからご覧ください。
簡単ですよ。
まとめ
以上が、南京錠が開かない原因と、開かない時の対処法についてでした。
南京錠が開かなくなる原因は、「サビ」がほとんど。
屋外で使うことが多いので、仕方がないのかもしれませんが…。
開かない時の対処法として、潤滑剤を試してみてください。
それでもダメな時には、切断しましょう。
ところで、雨天時にシーツを洗濯した場合、干す場所に苦労していませんか?
実は、大きいシーツをコンパクトに干す方法がありますよ!
ということで、よかったら下の関連記事を覧ください。
それから、家具の裏などの手が届かない場所に物を落とした際の対処法を解説した記事もありますので、こちらもどうぞ。