ネコや犬は「動物」ですよね。
「虫」とは、トンボやゴキブリ、蜘蛛などたくさんいます。
では、「ヘビ」や「トカゲ」などが「虫」のくくりに入るって知っていましたか?
しかも、「虫」と「昆虫」は意味が違うのです!
ということで、今回は「動物」と「虫」と「昆虫」の違いなどについて調べてみました。
1.「虫」と「動物」の意味の違いは?
まずは辞書から。
・人類、獣類、鳥類、魚貝類以外の小動物の総称。
【動物】
・生物を二大別したうち、植物に対する一群。
つまり地球上の全ての生物のうち、植物以外が全部「動物」です。
「動物」は動く物と書きますが、動物の多くは自ら自由に動くことが可能です。
「動物」のうち、哺乳類や鳥や魚などを除く小動物を「虫」といいます。
たとえば、カブトムシや赤トンボが虫なのですが、定義上はヘビやトカゲといった爬虫類の小動物も虫に含まれてしまいます。
わかりやすくまとめますと、地球上の「生物」は、大きく「植物」「動物」に分けられ、その「動物」の中に「虫」がいるのです。
さてさて「虫」の定義を説明しましたが、実はこの「虫」の中には「昆虫」という部類が存在します。
次項では、この「虫」と「昆虫」の違いについて解説しますね。
2.「虫」と「昆虫」の意味の違いは?
前項のとおり、「虫」は人類、獣類、鳥類、魚貝類以外の小動物の総称です。
ですから、テントウムシ、ムカデ、蜘蛛、ナメクジ、ヘビ、トカゲ全て「虫」に含まれます。
では一方の「昆虫」とは何か、辞書を調べます。
・体が頭部、胸部、腹部の3つに分かれ、胸部に節のある脚が3対(6本)ある動物のことで、昆虫網に属する節足動物の総称。
では、もっとかみ砕いてわかりやすく説明します。
アリの形を見ていただければわかりやすいと思いますが、頭部と胸部と腹部というように3分割されていて、脚が片側に3本ずつで計6本あります。
なので、脚が多すぎるムカデやクモは「虫」ではありますが、「昆虫」ではありません。
また、「節足動物」であることが条件ですので、「軟体動物」であるカタツムリやナメクジは「昆虫」ではありません。
昆虫類は全動物の種類の4分の3を占める最大の生物群です。
……なんて言ったら、昆虫嫌いの方は悲鳴を上げてしまいますね(^^;)
しかも、毎年3000種類くらいの新種が発見されているというから驚きです。
昆虫は6本脚が決まりですが、例外もいます。
タテハチョウ科の仲間は前脚が退化しているため、6本脚であるべきところが4本脚!2本たりませんが昆虫です。
まとめ
以上が「動物」と「虫」の違いなどについてでした。
生物のうち、植物以外が「動物」、動物のうち哺乳類、鳥類、魚貝類を除く小動物を「虫」といいます。
そして「虫」の中で、体が頭部、胸部、腹部に分かれ6本脚の節足動物が「昆虫」です。
それにしても、ヘビやトカゲを「虫」と呼ぶのはなんとなく違和感がありますね…。
動物について説明してきましたが、動物の子供のことを何と呼びますか?
たとえば、犬の場合は「子犬」?「仔犬」?どっち??
ということで、「子」と「仔」の使い分けについて詳しく解説した記事がありますよ!
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