「手土産」と「贈答品」。
似ています…。
自分的には、気軽なのが「手土産」で、あらたまったのが「贈答品」といったイメージです…。
このイメージの違いって、正しいのだろうか??
また、具体的には何がどう違うのか??
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「手土産」と「贈答品」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「手土産」と「贈答品」の意味の違い!
まずは、「手土産」と「贈答品」の意味の違いを端的にお伝えします。
「贈答品」とは、お祝いやお見舞い、旅行のお土産といった贈り物のこと。
一言であらわすと、こういった違いです。
それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
①「手土産」の意味とは!
「手土産」とは、人を訪問する時などに手にさげて持って行く簡単な贈り物のこと。
簡単な贈り物を、手にさげて持つから「手土産」。
「簡単な贈り物」ということは、「ちょっとした」とか「その辺で買って行く」といったイメージであり、この部分がポイントです。
しかし、これはあくまでも言葉のイメージであり、「簡単な贈り物」とは何かといった厳密な定義はありません。
ですから、どのような物を贈っても「手土産」ということができます。
また、「手土産」と「お土産」の意味を比較しても、明確な違いはありません。
言葉のイメージ的な違いはあるものの、「手土産」と「お土産」は同じ物と解釈しても間違いではありません。
相手に感謝の気持ちを伝えるための贈り物が「手土産」であり、「お土産」でもあるということです。
②「贈答品」の意味とは!
「贈答品」は、お祝いやお見舞い、旅行のお土産といった贈り物のこと。
具体的には、以下のとおりです。
【年中行事】
・お中元やお歳暮、年末年始の挨拶など。
【冠婚葬祭】
・成人祝いや結婚祝い、葬式や法要の香典や供物など。
【プレゼント】
・クリスマスや記念日など。
【その他】
・入学卒業祝い・新築祝い・お見舞い・手土産・旅行や出張のお土産など。
ということで、「手土産」も「贈答品」の中の一つになっています。
大きな「贈答品」の意味があって、その中に「手土産」が含まれるということですね。
「簡単な贈り物」であろうと「高級な贈り物」であろうと、「贈答品」であることに変わりはないということです。
③「手土産」と「贈答品」の違いを整理!
それでは、ここで一度「手土産」と「贈答品」の違いを整理します。
人を訪問する時などに手にさげて持って行く簡単な贈り物が「手土産」。
相手宅を訪問する際に、感謝の気持ちを伝えるためのものです。
お祝いやお見舞い、旅行のお土産といった贈り物が「贈答品」。
「手土産」は、「贈答品」に含まれます。
2.「手土産」と「贈答品」の辞書での意味!
続いて、辞書による「手土産」と「贈答品」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「手土産」の辞書での意味!
【手土産】
・人を訪問するときなどに手にさげて持って行く簡単な土産。
引用元:旺文社国語辞典
説明どおりですね。
②「贈答品」の辞書での意味!
【贈答】
・物品・詩歌・手紙などを贈ることと、その返しをすること。「―品」「―歌」
引用元:旺文社国語辞典
「贈答品」では記載されていませんでした。
「贈答」用の「品」ということです。
3.「手土産」と「贈答品」の使い方!
次に、「手土産」と「贈答品」の使い方を例文で紹介します。
①「手土産」の使い方!
・多くの中から、心づかいが伝わる手土産を選ぶ。
・パーティーに呼ばれた時、持っていく手土産に悩んでしまう。
・ビジネスにおいて手土産を持参する機会は少なくない。
・相手のことを考えながら選ぶ手土産は、良好な人間関係を築けるきっかけになる。
②「贈答品」の使い方!
・鰹節と並んで贈答品の定番なのが「お茶」。
・資本金1億円超の会社では贈答品は全額が損金不算入?
・通常の土産セットの範囲で過度の贈答品との認識はなかったが、即刻返却する。
・形式的で建て前重視の贈答品から気持ちを込めて贈る本⾳ギフトへ変化。
4.「手土産」や「贈答品」には似た意味の言葉がたくさんある!
「手土産」や「贈答品」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。
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ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
以上が、「手土産」と「贈答品」の意味の違いと使い分けについてでした。
「手土産」は、人を訪問する時などに、手にさげて持って行く簡単な贈り物のこと。
「贈答品」は、お祝いやお見舞い、旅行のお土産といった贈り物のこと。
「手土産」も「お土産」も、全て「贈答品」です。