私はスープが大好きで、鍋を食べても結構な量のスープを飲んでしまいます…。
鍋のスープも、ラーメンのスープも美味い!
ところで、先日レストランのスープバーで、「ボルシチ」と「ミネストローネ」をいただきました。
どちらも美味いのですが…。
この2つ…、どちらも野菜スープではないかい??
名称に違いはあるものの…、何がどう違うのだろうか…??
そんなわけで、この2つのスープについて徹底的に調べてみましたよ。
本記事では、「ボルシチ」と「ミネストローネ」の違いについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.「ボルシチ」と「ミネストローネ」の違いとは!
最初に、「ボルシチ」と「ミネストローネ」の違いを簡潔にお伝えします。
「ミネストローネ」とは、イタリア発祥の野菜スープのことで、多種な野菜の他、トマト・ベーコン・オリーブオイルが入るのが特徴。
簡単にまとめると、こういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「ボルシチ」とは!
「ボルシチ」は、ウクライナ発祥の野菜スープ。
たくさんの種類の野菜でつくりますので、この部分は「ミネストローネ」と同じです。
その入れる野菜に、決まりがあるわけではありません。
それぞれの土地で、入れる野菜も違ってくるようです。
ただし、「ボルシチ」の中心的役割を果たす野菜が「ビーツ」。
この「ビーツ」が、「ボルシチ」の最大の特徴といえます。
「ビーツ」は「テーブルビート」とも呼ばれますが、下の画像の野菜。
赤カブに似ていますが、カブとは別の種類の野菜です。
煮込んだ時の味は、カブや大根というよりはイモに近い感じ。
そして、画像でもわかるとおり赤い野菜のため、スープの色も赤く染まります!
この「赤い色」も、「ボルシチ」の特徴の一つといえるでしょう。
その他には、「牛肉」と「サワークリーム」が入ることも「ボルシチ」の特徴です。
「牛肉」が入るスープは他の国でもあるかもしれませんが、「サワークリーム」はなかなかありませんよね。
「サワークリーム」とは、生クリームを発酵させて乳製品のことで、酸味があります。
ウクライナから東ヨーロッパに普及したこの「ボルシチ」なのですが…。
正確にはウクライナ料理なのですが、ロシアでは「ロシア料理だ!」という人も多いようです…。
下は、「ボルシチ」。
レトルトの「ボルシチ」です。
なかなか美味そうですね…。
ちなみに、Amazonでは「ロシア料理」と表記していますが…。
実は、ウクライナ料理ですよ…。
3.「ミネストローネ」とは!
「ミネストローネ」は、イタリア発祥の野菜スープ。
「ボルシチ」と同様、たくさんの種類の野菜でつくるスープです。
やはり「ミネストローネ」も、入れる野菜の種類に決まりがあるわけではありません。
その季節や、土地によって様々な具材を入れます。
「ミネストローネ」の特徴は、「トマト」「ベーコン」「オリーブオイル」が入ること。
確かに、レストランでいただく「ミネストローネ」には必ず「トマト」と「ベーコン」が入っています!
ただし、実は「トマト」は南アメリカ原産の野菜であり、ヨーロッパに伝わったのは16世紀。
現在ではイタリア料理に必須の「トマト」なのですが、16世紀以前は存在していなかったのですよ。
つまり、昔の「ミネストローネ」にはトマトは入っていなかったのです。
そういった歴史もあって、トマトが入らないタイプの「ミネストローネ」も実在するらしい…。
なんか、驚きですね…。
下は、「ミネストローネ」。
レトルトタイプです。
手軽にいただくことができて、とっても便利。
「ボルシチ」はビーツの関係で赤い色をしていましたが、「ミネストローネ」はトマトの関係で赤くなります。
色はお互いに似ていますね…。
まとめ
以上が、「ボルシチ」と「ミネストローネ」の違いについてでした。
「ボルシチ」と「ミネストローネ」は、どちらでも多種な野菜が入ったスープのこと。
ですが、「ボルシチ」はウクライナ料理で、ビーツ・牛肉・サワークリームが入るのが特徴。
そして、「ミネストローネ」はイタリア料理で、トマト・ベーコン・オリーブオイルが入るのが特徴です。
ところで、スープに関する説明をしましたが、またまたややこしい「ブイヨン」や「ポトフ」といったものもあります。
「ブイヨン」と「ポトフ」について詳しく解説した記事がありますので、もしよかったら覗いてみてください。