フローリングの掃除は、サッと拭くだけ!
一見、簡単なのですが…。
実は、フローリングには「溝」があって…。
その溝にたまったホコリを取るのが結構大変です…。
この溝がないだけで、どれほど掃除が楽になるのだろうか…、と思っている人は少なくないはず…。
そんなわけで、このフローリングを徹底的に調べてみました。
本記事では、フローリングに溝がある理由と、溝の掃除をする方法についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.フローリングに溝があるのはなぜ?その理由とは!
フローリングとは、木材でできた床のこと。
たとえば、8畳間の床のサイズは3.6メートル×3.6メートル。
仮にこの8畳の床に、板を組み合わせずに敷くとしたら、直径が3.6メートル以上の幹の木が必要になります。
これほどの大木は、そう簡単に手に入るものではありません…。
そういった、組み合わせない一枚板を床に敷くこと自体現実的ではありません。
したがって、実際には幅が10センチ程の細長い板をたくさん組み合わせて床材にしているのです。
幅は10センチほどと書きましたが、この幅はメーカーや製品によって様々。
狭いもので3.5センチ、広いものでは21センチといったものもあります。
ちなみに、幅が広くなるほど材料を揃えにくくなるため高額に。
また、この説明だと10センチほどの板を横に並べていくイメージですが、縦にも組み合わせます。
この場合の長さも、メーカーや製品によって様々…。
ですが、長さは180センチくらいが多いです。
我が家のフローリングは、幅9センチで長さが182センチですがこのサイズが一般的ではないでしょうか。
そして、問題のフローリングの「溝」なのですが、このそれぞれの板を組み合わせる際の角の面取りで生じるもの。
たとえば、幅9センチの板を横に3枚組み合わせる場合、板と板が接触する4辺の角を面取りします。
そして、できた板の幅が27センチになり、その板には溝が2本生まれるのです。
面取りをする理由は、床表面の段差を目立たなくすることと、怪我の防止。
それから、あえて溝という隙間をつくることで、木材の伸縮に対応させています。
たとえば、湿気を含むと木材は伸びるのですが、ピッタリと密着していると伸びた分の逃げ場がなくなり隆起してしまうことに…。
つまりは、床が反ったり割れたりすることを防いでいるのです。
溝はどうしても必要なものなのですね。
余談ですが、日本国内のフローリングはほぼ面取りされていますが、海外の場合はそうとは限りません。
土足で生活する文化圏は、汚れがたまりやすいことから面取りをしないフローリングも使われています。
2.フローリングの溝を掃除する方法!
フローリングの溝につまる汚れはホコリだけではありません。
皮脂などの油分も含まれているので、なかなか頑固。
残念ながら、モップや雑巾で拭くだけでキレイになるものではありません…。
溝につまった汚れを取るには、爪楊枝の先端に洗剤をしみ込ませたティッシュや布をかませて掻き出します。
また、洗剤付きの歯ブラシでゴシゴシすることも有効。
たとえば、以下のようなグッズもあります。
これは、フローリングの溝から汚れを掻き出す専用のグッズ。
溝の幅に合わせて、4種類の先端を使い分けて掻き出します。
でも、これってかなり細かくて大変な作業…。
床全ての溝を掃除するのに、いったい何日かかるのだろうか…と、気が遠くなりますよね…。
そういった手間を軽減してくれるのが以下のグッズ。
これは、スチームクリーナー。
蒸気の力で汚れを浮かせ、キレイにする仕組みですので洗剤は一切不要。
フローリングを一気に拭き掃除が可能ですが、仮に溝に頑固な汚れが残った場合は細いノズルで集中的に蒸気を吹きかけます。
また、換気扇やガスコンロの頑固な油汚れもあっという間にキレイに!
しかも100度の蒸気なので、除菌もしてくれる優れものです。
ところで、お掃除ネタなのですが、お風呂の椅子やシャンプーなどの容器を浮かせると掃除がグーンと楽になるのをご存知でしょうか?
椅子や容器の底って、雑菌によるヌメリがつきやすいところです。
そういったヌメリを防ぐ方法を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクから覗いてみてください。
浮かせるための良いアイテムがありますよ!
まとめ
以上が、フローリングに溝がある理由と、溝の掃除をする方法についてでした。
フローリングの溝は、木材の面取りでうまれるものどうしても必要です。
この隙間がなくなれば、床が反ったり割れたりする可能性が高まる他、怪我をする危険も…。
溝の掃除は大変ですが、スチームクリーナーを使うことで手間が軽減します。
お試しください。
ソファーを長く使っていると、嫌な臭いがしてくるもの…。
なかなかクリーニングできない、ソファーの臭いを取る方法を解説した記事があります。
よかったら、下のリンクからご覧ください。