高い吸水性が人気の「マイクロファイバー」。
しかも、肌触りが心地いい…。
すごく便利なマイクロファイバーのタオルなのですが、使っていると何やらおかしなニオイが…。
このニオイ…、洗濯物を部屋干ししたときの「生乾き臭」…。
嫌なニオイです…。
疑問なのは、他の素材のタオルだと悪臭はほぼないのに、なぜ「マイクロファイバー」のタオルだけが臭いのか…。
不思議です…。
ということで、マイクロファイバーのタオルの特性を徹底的に調べてみました。
本記事では、マイクロファイバーのタオルが臭くなる理由と、対処法についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.マイクロファイバーのタオルが臭い!その理由!
結論から申し上げますと、マイクロファイバーのタオルが臭くなる理由は「雑菌」が犯人。
雨の日に洗濯物を部屋干しすると、時々「生乾き臭」がしますが、これも「雑菌」のせい。
そのため、マイクロファイバーのタオルも生乾き臭と同じような悪臭を放ちます。
この雑菌は、水分とジメジメした環境、しかも人間が快適に過ごせる20度以上の気温が大好き。
こういった環境が整うことで、雑菌はどんどん繁殖していきます。
まさに、洗面所やトイレなどで洗った手を拭き取った「タオル」がその環境。
タオルは、水分によってジメジメしていますし、人の生活環境と同じ気温に置かれています。
そのため、タオルの中で雑菌が繁殖し、悪臭を放つということ。
でもよく考えたら、こういったタオルはマイクロファイバーでなくても同じ環境ですよね…。
それなのに、なぜマイクロファイバーだけが臭くなるのか…??
実は、マイクロファイバーは吸水性が優れているために、水分と一緒に「汚れ」もよく吸い寄せます。
この「汚れ」とは、たとえば手の「皮脂」や「垢」など。
つまり、他の素材のタオルに比べ、マイクロファイバーのタオルは「皮脂」や「垢」が付着しやすいということです。
そして、この「皮脂」や「垢」は雑菌にとっての美味しいエサ。
こういった、マイクロファイバーに吸い寄せられた「汚れ」が、雑菌の繁殖を後押ししているということです。
2.マイクロファイバーのタオルが臭い!その対処法!
続いて、マイクロファイバーのニオイ対策として、「消臭方法」と「臭くしない方法」それぞれ説明します。
①臭くなったタオルを消臭する方法!
雑菌が繁殖して臭くなった衣類は、もう一度洗濯した程度ではなかなか落ちません。
普通の繊維の場合は、熱湯が有効。
しかし、マイクロファイバーの場合は、熱に弱いため「熱湯」に浸けてはいけません。
おすすめの消臭方法は、酸素系漂白剤。
塩素系漂白剤でも消臭できますが、色落ちしますし刺激が強力なので繊維がいたみます。
ですから、酸素系漂白剤を使いましょう。
花王だと「ワイドハイター」、ライオンだと「ブライト」、あと「オキシクリーン」も酸素系漂白剤です。
雑菌退治のためには、浸けおきをしてください。
どの漂白剤でも良いのですが、かならず説明書にある「規定量」と「規定の浸けおき時間」を守ってくださいね。
浸けおきが終わったら、素早く乾かしましょう。
ちなみに、熱に弱いマイクロファイバーは「直射日光」や「乾燥機」で乾かすのもやめた方がいいです。
②マイクロファイバーを臭くしない方法!
マイクロファイバータオルを臭くしないためには、手を拭いた時の水分を素早く乾かすことが大切。
そのためには、タオルをなるべく広げて掛けましょう。
そうすることで、空気に当たる面積が広くなり、乾燥もはやくなります。
それから、こういったタオルハンガーを使うのもおすすめ。
これは、掛ける「バー」が3本あるタオルハンガー。
通常ですと、バー1本につき1枚のタオルを掛けますが、バーを2本ないし3本使って1枚のタオルを掛けます。
バーとバーの間に、タオルをまたがせるイメージ。
そうすることで、垂れ下がったタオルとタオルの間隔が広がって乾きやすくなりますよ。
洗濯物も多くの衣類が密集していると乾きにくくなりますが、広範囲に広く干すことで乾きがはやくなります。
それと同じ原理ですね。
これは、マグネット式なので洗濯機の金属部分に取り付けて使います。
さらに、濡れたタオルに風をあてることも有効。
こういった、ミニ扇風機を置いてみてはいかがでしょうか。
風をあてることで、はやく乾きますよ。
これは、USB電源ですが乾電池も使えます。
ところで、普通の扇風機やサーキュレーターで風をあてるのも良いのですが、その風に除菌消臭効果のあるオゾンを含ませると効果はさらに上がりますよ。
下の関連記事では、オゾンを発生させるサーキュレーター「オゾネオ部屋干し用」を解説しています。
他の洗濯物にも使えるサーキュレーターですので、ぜひ参考にしてみてください。
★「オゾネオ」部屋干し用の口コミを集約し効果を検証してみた!
参考になる口コミを数多く紹介しています。
まとめ
以上が、マイクロファイバータオルが臭くなる理由と対処法についてでした。
マイクロファイバーが臭くなるのは、雑菌の仕業。
マイクロファイバーは水分をよく吸い取りますが、皮脂や垢も吸い寄せてそれが雑菌のエサになります。
雑菌は、普通の洗剤ではなかなか落とすことができません。
マイクロファイバーの場合は酸素系漂白剤を使って、除菌消臭しましょう。
マイクロファイバーを臭くしないためのコツは、はやく乾燥させること。
間隔を広くして干し、風をあてるのが有効です。
ところで、洗濯物を部屋干しするとよくあるのが生乾き臭。
これは、素早く乾燥させないのが一つの原因です。
生乾き臭を防ぐには、洗濯物を密集させずに干すとこが大切。
ということで、下の記事では「狭い場所でいかに広く干すか」といったアイデアを紹介していますので、ぜひ覗いてみてください。
また、洗えない靴のニオイ対策を紹介した記事もありますので、よかったらどうぞ。