「古い本」と「新しい本」では、見ただけで瞬時に判別することができます。
色合いや紙質など、新品と古物では何となく違いますよね…。
お気に入りの大切な本が…、古くなるにつれて変化してしまうのは悲しいこと…。
その上こういった本の変化は、将来本を売ろうとした時の買い取り価格にも影響しますよ!
ですから、本はなるべく良い状態を維持したまま保管しましょう。
ということで本記事では、日焼けや湿気などから守る正しい本の保管方法について、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.本の保管方法!日焼けや湿気から守るには!
「本」を保管する上で大切なのが、主に①日焼け②湿気③その他(ほこり等)を防ぐこと。
では、それぞれについて詳しく解説していきますね。
①本の保管方法!日焼け対策!
本の変化で最も激しいのが「色」。
本の紙の色も、何となく「白」から「茶色っぽく」なります。
また、印刷された鮮やかなカラーも色褪せてきますよね…。
その最大の原因が「紫外線」です。
この紫外線といえば、太陽光が有名ですが人の肌も日焼けで変色させてしまう厄介者。
当然ですが、紙も日焼けさせますし、色とりどりの鮮やかなカラーも変色させます。
しかも、この紫外線ですが太陽光だけではなく、蛍光灯・白熱灯・水銀灯などの照明器具からも発生。
となると、対策は光を全て遮断するしかないのか?といえばそうではありません。
紫外線だけをカットすればいいのです。
たとえば、太陽光が入る窓ガラスに以下のような対策を施してみてはいかがでしょうか?
これは、紫外線をカットするフィルム。
窓ガラスに貼ることで、紫外線だけでなく赤外線もカットしますので断熱効果も向上します。
紫外線カットは、フィルムだけではなく以下のような製品も。
これは、紫外線をカットするレースカーテン。
これですと、紫外線だけをカットしながら光を部屋に取り込めます。
それから、紫外線は照明器具からも…。
それを防ぐには、紫外線をほとんど出さないLED照明に切り替えることで解決できます。
でも、切り替えるのは大変ということであれば、以下の製品がおすすめ。
これは、蛍光灯用の紫外線カットカバー。
あとは、本棚は扉付きのものを使うのがベスト。
もし、窓ガラスや照明の紫外線対策ができないのであれば、せめて本棚で紫外線を遮断してください。
②本の保管方法!湿気対策!
紫外線の他に、本を劣化させる犯人が「湿気」です。
「紙」というものは、そもそも「湿気」を吸収するもの…。
その結果どうなるかというと、湿気を吸収することで本が変形します。
濡れた紙を乾かすと波打ったような形になりますが、それと同じ現象。
ですから、本を保管する場所から湿気を取り除きましょう。
そのためには、空気の定期的な入れ替えは必須です。
時々、風を当ててください。
それから、強制的に湿気を取り除くためには以下の製品がおすすめ。
これは、除湿剤。
部屋単位で除湿してくれます。
また、本棚や収納ボックスに入れる場合はこれ。
こちらは、シリカゲルの乾燥剤です。
お菓子を買うと、袋の中に入っているお馴染みのもの。
しっかりと湿気を取り除いてくれますよ。
③本の保管方法!その他の対策!
その他に本を劣化させる犯人は、「ほこり」「虫」「カビ」などがあります。
そのうち、「カビ」については前項の湿気対策をすることで、ほぼ防ぐことが可能。
「虫」に対しては、以下の製品。
これは、防虫剤の「ムシューダ」。
そして、最後が「ほこり」。
「カビ」は湿気対策で十分ですし、「虫」が発生するのは非常にマレ。
ですが、厄介なのはこの「ほこり」です。
ほこりは、溜まって長い時間が経過するとこびりついて、簡単に取り除くことが困難に。
ですから、こびりつく前にほこりを取り除きましょう。
こういった、クイックルワイパーなどを使ってマメに掃除をしましょう。
本のほこり対策を解説した記事がありますので、以下の関連記事をご覧ください。
詳しく解説していますよ。
ほこりは、人間が生活する上で必ず発生するもの。
ですから、無くすことはできません。
マメな掃除と、本棚に扉やカーテンを取り付けて予防することが大切です。
2.本の保管方法!本棚以外はプラスチックケース!
本は本棚に並べて保管するのが一般的ですが…。
本が増えてくると、当然ですが本棚に収まらなくなります…。
そんな時、本を「段ボール」に入れて保管していませんか?
段ボールは、ダメ。
この段ボール、湿気を吸い込みますし、接着剤が虫のエサになるため産卵場所になります。
ですから、本の収納には段ボールではなく「プラスチックケース」を使いましょう。
これは、アイリスオーヤマのコミック収納ケース。
コミック用のケースなので、コミックサイズの本であればこのケースが最適です。
普通のコミック本で、20冊以上は余裕で収納可能。
薄い新書であれば28冊くらいは収納できます。
でも、何よりもコストパフォーマンス。
おすすめです。
それから、少し大きめの本であればこちら。
こちらは、ワイドサイズの収納ケース。
価格は高めですが、コミックサイズよりも大きい本でも収納できます。
紹介したプラスチックケースは、どちらも光をとおしますのでなるべく光が当たらない場所で保管してください。
あと、乾燥剤も忘れずに。
ところで、本の日焼けを防ぐためには、本棚をなるべく太陽光の当たらない位置に移動させるのも一つの手段。
ということで、本棚など重い家具の移動方法を解説した記事があります。
よかったら下のリンクからご覧ください。
便利なアイテムがありますよ。
まとめ
以上が、日焼けや湿気などから守る正しい本の保管方法についてでした。
本が劣化するのは、「紫外線」「湿気」「ほこり」が主な原因です。
なるべく光を遮断し、除湿剤や乾燥剤などを置いて対策してください。
それから、ほこりを除去するためにマメな掃除は必要です。
ほこりが定着する前に取り除いてください。
ところで、傘を忘れて紛失した経験はありませんか?
実は、こういった傘忘れを防止する方法がありますよ。
よかったら下のリンクからご覧ください。
それから、洗濯したシーツをコンパクトに干す方法に関する記事もありますので、こちらもどうぞ。