最近の記録メディアは、「CD」「DVD」「ブルーレイディスク」といった「光ディスク」が主流になりました。
多くのデータを保存できるほか、何よりも低価格ですよね…。
そういったこともあり、我が家ではこういった光ディスクがどんどん増えています。
でもこのDVDなどの光ディスクですが、保管方法を間違えると中のデータが大変なことになりますよ!
実は、絶対にやってはいけないことがあります!
ということで本記事では、DVDなどの光ディスクの正しい保管方法を詳しく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.DVDの保管方法!不織布はどうなの?
DVDなどの光ディスクの保管ケースとして、最も安価なのが「不織布」ですが…。
結論から申し上げますと、この「不織布」は使用しない方がいいでしょう。
では、なぜ不織布がいけないのか、その理由を説明しますね。
実は、ブルーレイディスク用の不織布と、CDやDVD用の不織布には違いがあります。
ブルーレイディスク用の不織布はデコボコが少なく平面的なつくりで、CDやDVD用の不織布はデコボコが多いつくり。
これには理由があって、ブルーレイディスクは特に弱く、デコボコが転写されデータが再生されない危険が高いからなのです。
再生されないということは、もはや中の映像が消えたといっても過言ではありません…。
ですから、絶対にやってはいけのが、CDやDVD用の不織布でブルーレイディスクを保管すること。
これは絶対に厳禁、気をつけてください。
また、安価な不織布ケースですが、できることならば全てにおいて使わない方が無難です。
ブルーレイディスク用の不織布はデコボコが少なく平面的であるとはいえ、デコボコがゼロではありません。
データに与えるリスクを全て排除したいのであれば、不織布はやめましょう。
それから、 CDやDVDはブルーレイディスクよりも強いとはいえ、デコボコが絶対に転写されないとは限りません。
不織布は、使わないのが無難だと思います。
フリーライターの岡野幸治氏も、「ブルーレイディスク・CD・DVDなどの保管で、不織布は使わない方が無難である」と提言しています。
ということで、DVDなどの光ディスクは、購入した時の「プラスチックケース」で保管しましょう。
30枚や50枚といったまとめ買いする場合は、重ねて収納されている円形の「スピンドルケース」がありますが…。
スピンドルケースは不織布ケースよりは悪影響は少ないとはいえ、ディスク1枚1枚の間に隙間があることから歪曲してしまう危険があります。
これは、わかりやすくいうと光ディスクが中心点で支える「やじろべえ」と同じ状態であるということ。
「やじろべえ」の両手が重さゆえに、下方向に曲がってしまう可能性があるのです。
しかも、スピンドルケースは重なっていることから「タイトル」が見えませんよね…。
やはり、プラスチックケースへ入れ替えることをおすすめします。
ちなみに、こういったプラスチックケースは100均などでも安く売っていますが、インターネットでまとめ買いするのがお得。
1枚あたりの単価で、比較してみてください。
インターネットでのまとめ買いの方が、単価が安いですよ。
これは、厚さ1センチで1枚収納タイプ。
私は、ケースの背表紙にタイトルをつけたいので、このタイプを愛用中です。
上は、厚さ5ミリの1枚収納タイプ。
コストパフォーマンスでは圧倒的にお得ですし、幅も取らないので多く収納できます。
ただし、背表紙が5ミリなのでタイトルが小さく…。
上の製品は、厚さ1センチで2枚収納タイプ。
上は、厚さ5ミリで2枚収納タイプです。
こういったプラスチックケースに入れたら、地面と水平に寝かせて保管するのではなく立ててください。
本を本棚で保管するイメージ。
地面と水平に寝かせたまま保管すると、スピンドルケースと同じ状態になります。
つまり、ディスクが反る危険性があるということ。
2.DVDの保管方法!その他の注意点!
前項では、保管すべき「ケース」について説明しました。
この項では、保管場所などその他の注意点について解説していきます。
①キズはデータが壊れる!
DVDなどの光ディスクは、とてもデリケート。
キズがつくことで、データが再生できなくなる場合があります。
また、指で触るのもキズの原因になりますのでやめましょう。
触ってつく指紋や油汚れも、キズほどでもありませんが良いものではありません。
そういった、指紋や油汚れを拭き取る行為もキズの原因になりますで、なるべく避けてください。
②紫外線は危険!
「紫外線」は、DVDなどの光ディスクの敵。
紫外線によって、ディスクの記録面が化学反応を起こして、データの記録や再生ができなくなります。
ですから、直射日光が当たる場所で保管するのはやめましょう。
厳密には、蛍光灯や白熱灯なども弱い紫外線を出しています。
ですから、蛍光灯の下でディスクの記録面を上向きにして、長時間光に当て続けると壊れる可能性がありますよ。
なるべく、記録面を下向きにして持ち歩いてください。
③高温は避けよう!
DVDなどの光ディスクは、温度が上がることで壊れます。
ですから暑い夏場に、車のダッシュボードに長時間置きっぱなしにするのは危険。
家の中でも、なるべく温度が上がらない場所に保管しましょう。
ちなみに、理想の保管温度は4度~20度だそうです…。
でも、20度以下は少し難しいかもしれませんね…。
あくまでも、理想ですよ…。
④多湿もダメ!
湿度が高く、ジメジメした環境も光ディスクの敵です。
ちなみに、理想の湿度は20%~50%。
雨天時は普通に80%~90%くらいになりますので、完璧は無理だと思いますが…。
なるべく、ジメジメしっぱなしの部屋は避けてください。
⑤寝かせずに立てて保管!
保管する時に、「寝かせる」のではなく「立てる」というのは前項でも解説したとおりです。
光ディスクが歪曲する可能性が増しますので、気をつけてください。
ところで、DVDケースをインターネットで注文すると、多くが段ボールに入れられて宅配されます。
そして、そのまま段ボールに入れたまま1枚1枚使っていくと思うのですが、実はこの使い方は好ましくありませんよ…。
詳しくは以下の関連記事で解説していますので、よかったらご覧ください。
段ボールは虫たちの楽園です…。
まとめ
以上が、DVDなどの光ディスクの正しい保管方法についてでした。
DVDなどの光ディスクは、不織布ケースで保管するのではなく、なるべくプラスチックケースで保管しましょう。
光ディスクはとてもデリケートですので、手で触ったり紫外線を当てるのはなるべく避けてください。
ケースを置く時は、寝かせるのではなく立てて置くのが基本です。
気をつけてください。
ところで、飲食店などに傘を忘れて紛失してしまった経験はありませんか?
実は、そういった傘忘れを防ぐ方法がありますよ。
よかったら下のリンクからご覧ください。
それから、大きいシーツをコンパクトに干す方法に関する記事もありますので、こちらもどうぞ。