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「大勢」と「多勢」の違いを解説!意味の違いや使い分けは?

更新日:

 
「大勢」と「多勢」という言葉があります。

「大」と「多」の違いです。

「多い」という意味だとしたらどっち使うべきなのでしょう?

ん…?使い分けの仕方がよくわかりませんよね…。

ということで、今回は「大勢」と「多勢」の意味の違いや使い分けなどについて調べてみました。
 

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1.「大勢(おおぜい)」と「多勢(たぜい)」の意味の違いや使い分けは?

①「大勢(おおぜい)」と「多勢(たぜい)」の意味は?

では、最初に「大勢」と「多勢」の意味を辞書で調べてみます。

【大勢(おおぜい)】
・多くの人。多人数。(対義語:小勢)

【多勢(たぜい)】
・多くの人。多人数。(対義語:無勢)

 
辞書では、「大勢」も「多勢」も全く同じ「多くの人」という意味です。

ですが、注目すべきは「多くの人」という同じ意味でありながら、対義語がそれぞれ違っているということ。

「大勢」の対義語が「小勢(こぜい)」、そして「多勢」の対義語が「無勢(ぶぜい)」です。

同じ意味でありながら、対義語が違うのは不思議ですよね…。

では、どういった場面で「大勢」と「多勢」を使い分けたらよいのか?

大勢

②「大勢(おおぜい)」とは!どういった場面で使う?使い方は?

基本的に「多くの人」という意味で使う場合は「大勢」を使います。

「多くの人」という意味なので、「大勢」の対義語が「少ない人数」という意味の「小勢」が当てはまります。

「多くの人」で「多い」なので、漢字の「多」を使った「多勢」の方がピッタリなのでは?と思いますよね。

ですが、「多くの人」という意味で使う時は「大勢」を使うのが正解です。

「大勢」は「おおぜい」と読みます。

使い方は以下のとおりです。

大勢の参加者でにぎわう。
大勢が事務所に押しかけて来た。
大勢が押し合った結果、将棋倒しとなった。
大勢が騒いで何も聞こえない。

 


 

③「多勢(たぜい)」とは!どういった場面で使う?使い方は?

一方の「多勢」は、「たぜい」と読みますが「おおぜい」とは読みません。

「多勢」は「たぜい」ですので気を付けましょう。

では、この「多勢」はどういった場面で使うのか?

一般的に、人がたくさんいることを表現する場合は、「おおぜい」と言いますが「たぜい」とは言いませんよね。

ですから、「多勢(たぜい)」を使う場面とは、ことわざなどごく限られています。

たとえば、「多勢に無勢(ぶぜい)」ですね。

そして、「多勢」の対義語は「少ない人数」という意味の「無勢(ぶぜい)」が当てはまります。

ん?「大勢」の対義語も「少ない人数」の意味の「小勢」で、「多勢」の対義語も「少ない人数」の意味の「無勢」???

「小勢」も「無勢」も「少ない人数」?

そうです、意味は同じです。

ですが「無勢」も、一般的に「少ない人数」をあらわす場合には使いません。

通常は「小勢」を使うのです。

つまり、「無勢」も「多勢」同様に、使う場面はことわざなどごく限られているのです。

「無勢」の使い方も「多勢に無勢」です。

ちなみに、「多勢」と「無勢」の使用例で紹介した「多勢に無勢」は、「小人数で大人数に向かっても負けてしまう」という意味です。

大勢

④「大勢(おおぜい)」と「多勢(たぜい)」の違いとは!

「多くの人」という意味として使う場合は、一般的に「大勢」を使います。

「多勢」を使う場面とは、ことわざの「多勢に無勢」などのごく限られた場面だけです。

「大勢」の対義語は「少ない人数」という意味の「小勢」です。

一方の「多勢」の対義語は、同じ「少ない人数」という意味の「無勢」です。

「無勢」を使う場面も、ことわざなどごく限られています。
 


 

2.「大勢(おおぜい)」と「大勢(たいせい)」の意味の違いや使い分けは?

さてさて、説明しました「大勢(おおぜい)」は、「たいせい」といった読み方もします。

実は、「おおぜい」と「たいせい」では、意味が全く違ってくるのです。

ですから、漢字の読み方の違いで、人それぞれ違った解釈になってしまう危険があるのですね。

ちなみの「大勢(おおぜい)」の意味は、前項で説明したとおり「多くの人」です。

そして「大勢(たいせい)」の意味は以下のとおりです。

【大勢(たいせい)】
①おおよその形勢。だいたいのようす。
②世のなりゆき。

 
ということで「大勢(たいせい)」の意味は、「だいたいの形勢、だいたいの様子、だいたいの状況」といった意味ですね。

それから「世のなりゆき」といった意味もあります。

人の人数は全く関係ありません。

野球1

そして、「大勢(たいせい)」の具体的な使い方は以下のとおりです。

・投開票が進み、選挙結果の大勢は決まりつつある。
・前半の大量得点により、試合の大勢が決まりつつある。
・今になり2人が意見をひるがえしたが、大勢には影響はないだろう。
・反対意見が大勢を占める。
・社会の体勢にしたがって生きるしかない。
(世のなりゆきの意味)
 

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まとめ

以上が、「大勢」と「多勢」の意味の違いや使い分けなどについてでした。

「大勢(おおぜい)」も「多勢(たぜい)」も、「多くの人」という意味で同じです。

ですが、一般的に「多くの人」を表現する際は「大勢(おおぜい)」を使います。

「多勢(たぜい)」を使う場面は、ことわざの「多勢に無勢」など、ごく限られています。

ちなみに「大勢」は「たいせい」とも読みますが、「だいたいの形勢」という全く違う意味になります。

他にも、似ているようで意味が違う言葉はありますよ。

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