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「造形」と「造型」の違いを解説!意味の違いや使い分けは?

      2018/10/08

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何か形ある物をつくること、たしか「造形」だったと思います。
ですが、「造形」のほかに「造型」という言葉もありますよね。
どちらも「ぞうけい」と読むのですが、なぜ違う漢字の言葉があるのでしょう…。
どっちの「ぞうけい」を使うべきか迷います…。
ということで、今回は「造形」と「造型」の意味の違いや使い分けについて調べてみました。
 

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1.「造形」と「造型」の意味の違いや使い分けは?

最初に「造形」と「造型」の意味を辞書で調べてみます。

【造形】
・絵画、彫刻、建築など、形のあるものを造ること。

【造型】
・絵画、彫刻、建築など、形のあるものを造ること。

 
予想どおり、「造形」も「造型」も同じ意味として掲載されていました。

「造形」と「造型」は、どちらも形あるものをつくること。

ですから、辞書のとおり全く同じ味として解釈されても問題はありません。

しかし、この「造形」と「造型」、芸術や建築の世界では別の意味として使い分けされています。

どちらも「形あるものをつくる」のは一緒なのですが、芸術などの世界における「造形」と「造型」では、形をつくる「つくり方」に大きな違いがあるのです。

キューピット

①「造形」とは?

「造形」は、何のしばりや制限もなく自由に形を造るといった意味になります。

つまり、何かを真似したり、似せてつくるのは「造形」ではありません。

また、ある決まった形をつくることも「造形」とはいえません。

自分自身が独自に思い描いた形、自分が創造した形につくることが「造形」です。

たとえば、大阪にある「太陽の塔」は芸術家の岡本太郎氏がデザインしたものですが、過去にはないものを岡本氏が独自に創造しデザインした形ですので「造形」が当てはまります。

ですから、世に最初に出現した彫刻などの芸術作品は全て「造形」ということになります。

これは建築の世界でも同じです。

考慮1

②「造型」とは?

一方の「造型」は、ある模範に当てはめて形を造るという意味です。

つまり、元となる形が存在しており、その形を見習ってつくるのが「造型」です。

たとえば、学校などの授業で、先生が手本を示します。

その先生の手本を見習ってつくるのが「造型」なのです。

また、ある有名な芸術家の作品を模倣してつくった場合も「造型」ということになります。

近代1

③「造形」と「造型」の違い!

ということで、「造形」は自由に思い描いた形をつくること、「造型」はある模範に当てはめてつくるという意味です。

形あるものをつくるという意味では同じなのですが、そのつくり方に違いがあるということです。

ですから、「造形」の方が芸術性は高いといえます。

たとえば、模倣ではない雪像は「造形」ですが、最終形を目指してつくる雪だるまは「造型」といえますね。

では、次項では「造形」と「造型」の実際の使い方について説明します。
 

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2.「造形」と「造型」の具体的な使い方は?

ここからは、「造形」と「造形」の具体的な使い方を紹介します。

①「造形」の使い方!

【造形芸術】
・文芸、音楽、演劇など時間的芸術に対し、視覚にうったえる絵画、彫刻などの空間的芸術のこと。

【造形美】
・創造してつくられた形の美しさのこと。

【造形力】
・形を構成して表現する能力のこと。

【自然の造形物】
・たとえば、樹氷は雪と樹木がつくり出した自然の造形物。

樹氷

【造形大学】
・美術や立体造形アートなど、造形術を学ぶ大学。

②「造型」の使い方!

【造型機】
・製造のための鋳型を大量につくる機械。

【造型設備】
・製造のための鋳型を大量につくるための設備。

【造型物】
・既存の物を模倣してつくったもの。
 

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まとめ

以上が、「造形」と「造型」の意味の違いや使い分けなどについてでした。

「造形」も「造型」も、形あるものをつくるという意味では同じです。

ですが、同じつくるにしてもつくり方に違いがあるのです。

「造形」は、自由に何の制限もなく自分が思い描いたものをつくること。

「造型」は、ある模範に当てはめて形をつくるということです。

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