ところで、マクドナルドには「エッグマックマフィン」というものがあります。
朝食にちょうどいいですよね。
ですが、ケーキ屋さんに行くと、そこにもケーキのような「マフィン」が売っています…。
なぜか性質の違う「マフィン」が2つ…。
そもそも、「マフィン」は「パン」なのだろうか…。
もしかして、「ケーキ」???
ということで、これらを徹底的に調べてみました。
本記事では、「マフィン」と「パン」の違いと、なぜ「マフィン」は2種類あるのか?についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「マフィン」と「パン」の違いとは!
まずは、「マフィン」と「パン」の違いを端的にお伝えします。
「イングリッシュマフィン」とは、小麦の「強力粉」と「イースト菌」「トウモロコシの粉」を焼いてつくるパンのこと。
「アメリカンマフィン」とは、小麦の「薄力粉」と「ベーキングパウダー」に「フルーツ」「チョコレート」などを加えてつくるカップケーキ型の焼き菓子のこと。
「パン」とは、主に小麦の「強力粉」と「イースト菌」などを焼いてつくる食品のこと。
ということで、短くまとめるとこういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「マフィン」とは!
「マフィン」は、昔々にイギリスで誕生したパンです。
では、「イングリッシュマフィン」と「アメリカンマフィン」に分けて説明していきますね。
①「イングリッシュマフィン」とは!
「イングリッシュマフィン」が誕生したのは、18世紀から19世紀頃といわれています。
当時、貴族の使用人だったパン職人が、余ったパン生地の切れ端で自分たちのまかない料理をつくりました。
これが、「マフィン」の始まり。
ハンバーガー大の丸いホカホカの「マフィン」は、寒い季節に冷たい手を温める意味もあったのです。
そういった理由で、「muff(防寒具)」から「muffin(マフィン)」という名称になりました。
「イングリッシュマフィン」は、普通のパンと同様に、「強力粉」と「イースト菌」で生地をつくり焼き上げます。
ただ、普通のパンとの違いは「トウモロコシの粉」を加えること。
このトウモロコシが、「イングリッシュマフィン」特有の香ばしさを演出してくれるのですね。
②「アメリカンマフィン」とは!
「アメリカンマフィン」は、イギリスから伝わり独自に進化した焼き菓子です。
「薄力粉」と「ベーキングパウダー」で生地をつくるのでが…。
「アメリカンマフィン」は、「イースト菌」を使っていませんのでパンではありません。
さらに、「砂糖」や「フルーツ」「チョコレート」「ジャム」などを加えて、甘くなるように焼き上げるのですね。
その他には、「アーモンド」や「カボチャ」といった野菜なども混ぜたりします。
「アメリカンマフィン」の実物を紹介します。
これは、コストコの「アメリカンマフィン」。
「オレンジポピーシード」と「チョコレート」のマフィンです。
ちなみに、「オレンジポピーシード」とは、オレンジとポピーという花の種のこと。
これが、なかなか美味しいと評判ですよ!
3.「パン」とは!
「パン」は、小麦などの穀物の粉とイースト菌で生地をつくって焼き上げる食品。
穀物の中でも小麦が一般的で、その中でも強力粉を使います。
ですから、原料は「イングリッシュマフィン」と同じであり、どちらも同じ「パン」ということ。
ただし、「パン」の原料は小麦だけではなくライ麦や米粉なども使いますよ。
ちなみに、「パン」は「イースト菌」が出すガスによって膨らむのですが、「アメリカンマフィン」は「ベーキングパウダー」によって膨らみます
基本的に、「イースト菌」で膨らむのが「パン」ですので、「アメリカンマフィン」は「パン」ではありません。
ところで、「パン」はやはり焼きたてが美味しいもの!
ということで、焼き立てのパンが家庭で味わえるホームベーカリーを紹介します。
これは、日本が誇る家電メーカーのパナソニック製。
室温を察知し、適したプログラムで美味しく焼き上げる優れもの!
まるで、プロのパン職人のようですね。
まとめ
以上が、「マフィン」と「パン」の違いについてでした。
そもそも、「マフィン」には2種類あります。
ハンバーガー大の丸いパンが「イングリッシュマフィン」で、甘いカップケーキ型の焼き菓子が「アメリカンマフィン」。
「イングリッシュマフィン」は「パン」の一つですが、「アメリカンマフィン」は「パン」ではありません。
ところで、パンといえば「トースター」が必要です。
この、「トースター」を詳細に解説した記事がありますよ。
下の記事では、美味しく焼き上げる高性能トースターも紹介していますので、ぜひごご覧ください。