夏場の我が家では、扇風機が大活躍です!
エアコンを使うこともありますが、比較的気温が高くない日はリビングで2台の扇風機をフル回転!
夏場の寝室では、エアコンではなくほぼ毎日扇風機です。
ところで、この扇風機なのですが、まあ故障しません…。
頑丈な家電製品なので、必然的に使用年数が長くなるわけですが…。
長く使っているうちに…、何だか扇風機からおかしなニオイがすることに気付きました。
しかも、何やら「ワキガ」のような嫌なニオイがする!
ということで、扇風機が発するニオイについて徹底的に調べてみました。
本記事では、扇風機がワキガ臭いのはなぜか?その理由と対策をわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.扇風機がワキガ臭いのはなぜ?その理由とは!
扇風機からニオイがする理由は主に2つあります。
一つが「カルボン酸」のニオイと、もう一つが「モーターの焦げ」のニオイ。
①カルボン酸!
まず、「カルボン酸」のニオイから解説します。
ワキガ臭の犯人は、実はこのカルボン酸。
カルボン酸は、プラスチック成分の一つである「ポリオレフィン」が劣化することで発生する物質です。
ポリオレフィンは、「ポリエチレン」や「ポリプロピレン」などに含まれており、かなり人間の生活に密着した物質。
わかりやすいのが、プラスチック製の「ハンガー」「洗濯バサミ」や、屋外で使う大型の青い「ゴミバケツ」などに含まれています。
他にもたくさんありますが、これらだけをピックアップしたのには理由があるのですよ!
こういった製品を長~く使っていると、「ワキガ」のニオイがするのをご存知でしょうか?
もし、今まで気づかなかった方は、鼻を近づけて確認してみてください。
ワキガのニオイがしますよ。
ただし、新しい製品はニオイがしません。
カルボン酸は、長期間の直射日光などによる劣化で発生します。
ですから、外で使うことが多い「ハンガー」「洗濯バサミ」「ゴミバケツ」が臭くなるということ。
扇風機のモーター部ではなく、プラスチック部分が臭い場合は、カルボン酸が原因である可能性が高いです。
②モーターの焦げ!
扇風機は寿命が長い家電製品の一つ。
それでも、やはり徐々に劣化していきます。
特に、「常に回転しっぱなし」であるモーターはなおさら。
回転するということは、必ず摩擦が起きているわけです。
摩擦を和らげるために、回転部分に機械油が使われていますが、それでも長年の使用で熱を発する場合も。
この摩擦による熱が、高温になることで焦げてしまうということ。
この焦げも、嫌なニオイがします。
ちなみに、このモーターの焦げが原因のニオイは種類が様々で「○○のニオイ」と一言では表現できません。
機械油であるグリースが焦げる場合もありますし、配線の被覆が焦げる場合もあれば、基盤が焦げる場合もあってニオイも様々。
そして、扇風機のニオイは、屋内で使う家電製品であるため、「カルボン酸」よりも「モーターの焦げ」の可能性が高いです。
2.扇風機が臭い時の対策!
続いて、扇風機が臭い時の対策を解説していきます。
「カルボン酸」のニオイの場合と、「モーターの焦げ」のニオイ場合、それぞれわけて説明しますね。
①カルボン酸のニオイ対策!
実は、カルボン酸のニオイは、ファブリーズなどの消臭剤やキッチンハイターなどの漂白剤を使っても落とすことはできません…。
ですから、当然ですが普通の洗剤やアルコールなども全く効果なし…。
重曹水に長時間浸けておくことで、若干のニオイ除去はできますが、効果は一時的…。
数十日使用すると、ワキガのニオイは復活します…。
つまり、ワキガ臭い扇風機を無臭に復活させるのは残念ながら無理…。
これは、あきらめるしかありません。
新しくまだニオイがしない扇風機があるならば、極力直射日光に当てないようにすることが、事前対策になります。
②モーターの焦げのニオイ対策!
モーターの焦げが原因の場合は、かなり危険です。
まず、その扇風機を使ってはいけません。
使い続けることで、火災に発展することもあります。
では、焦げ臭い扇風機をどうするか?ですが…。
モーターそのものを修理するよりも、交換する方が経済的です。
しかも、モーター単体の交換ではなく、扇風機そのものを新品に買い替えた方が安上がりの場合が多いのではないでしょうか?
その辺は、専門の家電屋さんに相談してみてください。
ちなみに、低価格の扇風機を一つ紹介します。
これは、山善の低価格扇風機。
Amazonだと、3000円強で買うことができます。
ところで、扇風機といえば最近ではタワーファンも多く発売されていますが…。
扇風機とタワーファンを比較した記事があります。
もしよかったら、下の関連記事をご確認ください。
高性能機器も紹介していますよ。
まとめ
以上が、扇風機がワキガ臭い理由と対策についてでした。
扇風機が臭いのは、「カルボン酸」と「モーターの焦げ」が原因。
特に、カルボン酸のニオイは、ワキガのニオイに似ています。
残念ながら、カルボン酸のニオイを消すことはできません…。
そして、モーターの焦げの場合、かなり危険なので扇風機を使ってはいけません。
最悪、火災に発展する場合があります。
その場合は、モーター交換か買い替えしかありませんが、おそらく買い替えの方が安上がりではないでしょうか。
ところで、扇風機のハネって、ホコリが多く付着しますよね…。
その原因と、ホコリを付きにくくする方法を解説した記事がありますよ。
よかったら、下のリンクから覗いてみてください。
それから、狭い部屋を有効に使う、部屋干しのアイデアを紹介した記事がありますので、よかったらコチラもどうぞ。