家で生活していれば、飲み物をこぼすなど日常茶飯事ですが…。
テーブルの上であれば、それほど大惨事にはなりません。
ただし、これが「カーペット」の上となると、少々話が違ってきます…。
カーペットの繊維が邪魔して、簡単に拭き取ることができませんし…。
しかも、後々まで「匂い」が残ってしまうことも…。
さらには、飲み物の種類によっては鼻が曲がるような「悪臭」になってしまうこともあります。
ということで、本記事ではカーペットにコーヒーなどをこぼした際の掃除方法と、匂いを完璧に消す方法を段階別に解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.カーペットにコーヒーをこぼした直後の対応!
コーヒーをこぼした直後の場合、まだビチョビチョと水分が残っています。
その水分を、乾いた雑巾か布巾といった布を押し当てて吸い上げてください。
ティッシュペーパーでも可能。
この作業は、スピードが大切です。
とにかく、近くにある乾いた布かティッシュペーパーを使い、すぐに吸い込んでみてください。
これが第一段階です。
ただし、これはある程度の吸い取りができますが、当然限界があるわけで…。
ということで、次項をご覧ください。
2.カーペットのコーヒーが落ちない時の対応!
乾いた布などで吸い上げても限界があります。
また、こぼしたことに気付かず、コーヒーなどが乾いてしまっている場合も。
そういったケースは、第二段階の作戦を決行しましょう。
第二段階は「お湯」を使います。
お湯は、お風呂より少々熱い程度の温度でOK。
沸騰させる必要はありません。
滅多にありませんが、物によっては「お湯」がNGのカーペット素材もありますので、必ず確認してください。
このお湯を、コーヒーのシミの部分にかけます。
コーヒーのシミにお湯が混ざることで、コーヒー成分が溶け出すので、それを再び乾いて布などで吸い取ってください。
これだけでも、かなり汚れが落ちますし、匂いも少なくなります。
このお湯を使ったシミ抜きを繰り返す手もあるのですが…。
もし、落ちないようであれば、第三段階に進みましょう。
3.カーペットにコーヒーの匂いがある時の対応!
第三段階は、「酸素系漂白剤」を使います。
これで、残った汚れと匂いがほとんど消えるでしょう。
ちなみに、「塩素系漂白剤」ではなく「酸素系漂白剤」ですよ!
キッチンハイターなどは塩素系漂白剤であって、これを使うと色落ちしますし刺激が強すぎてカーペットが痛みます。
必ず、酸素系漂白剤を使ってください。
花王であれば「ワイドハイター」、ライオンなら「ブライト」、「オキシクリーン」も酸素系漂白剤です。
どれを使っても構いません。
それぞれの説明書を確認していただき、「衣類を浸け置き洗い」する時の「規定の量」をぬるま湯に溶かしてください。
そして、その液体をカーペットに染み込ませます。
布に液体を染み込ませて、カーペットの上で叩いてください。
コップなどを使い、かけてもOK。
漂白剤入りのお湯をカーペットに、よ~く染み込ませたらそのまま「放置」します。
放置する時間は、それぞれのメーカーの規定の浸け置き時間。
ですから、説明書を確認してください。
そして、汚れと匂いを除去できたら最後はすすぎです。
カーペットに漂白剤が残っているので、第二段階で説明したとおり普通の「お湯」ですすぎ、漂白剤を乾いた布で吸い取りましょう。
酸素系漂白剤を使ったシミ抜きと匂い消しが面倒ということであれば、もっと簡単な方法もあります。
それは、以下の装置を使った方法。
これは、「スチームクリーナー」です。
しかも、安価でコンパクトなハンディータイプ。
これがあれば、「洗剤」や「漂白剤」は使う必要がありません。
スチームを吹きかけて付属のブラシや濡れ雑巾などで擦ることで、シミも落ちますし匂いも除去できます。
ですから、第二段階から最後の第三段階まで、この「スチームクリーナー」さえあれば簡単に終了。
また、頑固な油汚れや、ガスコンロ・換気扇などのこびりついた汚れも楽々落とします。
一つあれば、便利ですね。
ただし、高温の蒸気を使うので、一応カーペットの素材が高温に耐えられるのか確認してください。
まあ、ほぼ大丈夫だとは思いますが。
ところで、カーペットも匂いがつきますが、包丁の柄も匂いがつきやすい部分。
ということで、包丁の柄の匂いを除去する方法を解説した記事がありますので、よかったら覗いてみてください。
意外に簡単ですよ。
まとめ
以上が、カーペットにコーヒーなどをこぼした際の掃除方法と、匂いを完璧に消す方法についてでした。
カーペットに飲み物をこぼした際は、スピード勝負です。
とにかく急いで、こぼした飲み物を乾いた布などで吸い取ってください。
そして、残ったシミはお湯か漂白剤を使って落としましょう。
面倒な時はスチームクリーナーが便利です。
匂いも除去しますよ。
ところで、洗濯物を部屋干しすると、時々生乾き臭がしますよね…。
これは雑菌が犯人なのですが、生乾き臭を防ぐには素早く乾かすことが大切です。
そのためには、洗濯物を密集させてはいけません。
ということで、狭いスペースでいかにして広々と干すか、そのアイデアを紹介した記事がありますのでよかったらご覧ください。
それから、洗えない靴の匂いを取る方法を解説した記事がありますよ。