洗濯機の給水用の蛇口がなぜかキツイ!!
ということで、修理の方法をネットで調べていたら…。
必要な工具のことを、あるブログでは「スパナ」、別のブログでは「モンキー」と表現していました…。
でも画像を見る限り、やっている行為そのものに違いはないのに、なぜ工具が違うのだろう??
まあ、「スパナ」にしても「モンキー」にしても我が家に無い工具なので、購入しなくてはいけないことには変わりないのですが…。
そんなわけで、この2つの工具について徹底的に調べてみました。
本記事では、「スパナ」と「モンキー」の違いについて、調べた結果を画像付きで解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「スパナ」と「モンキー」の違いとは!
最初に、「スパナ」と「モンキー」の違いについて、簡潔にお伝えします。
「モンキー」とは、「モンキースパナ」または「モンキーレンチ」を省略した言葉で、ボルトやナットの締め付けや取り外しのために、ねじって回す工具のこと。
ただし、「モンキースパナ」「モンキーレンチ」は、大きさが異なるボルト・ナットに適応するよう、自在に口の幅を調節できる機能を持つ。
画像をご覧ください。
下が「スパナ」。
下が「モンキースパナ」「モンキーレンチ」です。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきます。
2.「スパナ」とは!「レンチ」との違いは?
「スパナ」は、ボルトやナットをねじって回す工具。
でも「レンチ」も同じ、ボルトやナットをねじって回す工具です。
実は、「スパナ(spanner)」はイギリス英語、「レンチ(wrench)」はアメリカ英語でどちらも意味は同じ。
つまり、「スパナ」も「レンチ」も同じ物なのです。
ですが日本では、前項で紹介した口が開放されたタイプを「スパナ」、それ以外を「レンチ」と呼ぶことが多いようです。
下が、口が開放されていないタイプ。
これは、「メガネレンチ」といいます。
こういった、口が開放されていない「メガネレンチ」は、水道の蛇口を緩めるには適していません。
穴より大きい蛇口が邪魔をして、蛇口の付け根に「メガネレンチ」が到達しないのです…。
使う場面が限られるということですね。
こういったタイプは「レンチ」と呼ぶ方が多いのですが、「スパナ」と「レンチ」は同じ工具。
ハッキリとした決まりがあるわけでもなく、どちらをどう呼んでも間違いではありません。
3.「モンキー」とは!
「モンキー」は、「モンキースパナ」または「モンキーレンチ」のこと。
最初の項で、画像を紹介しましたが、口の幅を変えられるよう調整ネジがついています。
その調整ネジを指で回すことで、口の幅の大きさを変化させ、大きさが違うボルトやナットに適応させるということ。
便利ですね。
ただでさえ便利な「モンキー」ですが、下のような多機能のものもありますよ。
ところで、「モンキー」といえば「猿」ですよね…。
なぜ、「モンキー」と呼ばれるようになったか、調べてみました。
その説はいろいろあるのですが、説の一つが発明者の名前。
「チャールズ・モンキー(Charles Moncky)」という人が1800年代に発明したため「モンキー」になったという説があるのですが、信憑性は今一つらしい…。
あとは、先端部分が猿の顔に似ているという説。
確かに、開口部を全部閉めると、動く部分が上あごで固定された部分が下あごに見える…。
そして、ネジの部分が耳?
この写真は、口を開けた状態ですね…。
それから、1800年代に天井の配管メンテナンス作業をする人を、油まみれで天井を伝うことから「グリスモンキー」と呼んでいたそうです。
ちなみに、当時は蒸気が動力源だったために、天井に蒸気の配管が張り巡らされていたそうです。
ですがこの「グリスモンキー」たち、サイズの違うボルトやナットに対応するために、たくさんの工具が必要で、重くて大変だったらしい…。
そこで、活躍し出したのがいろいろなサイズに対応する、開口部が動く「レンチ(スパナ)」。
要するに、「グリスモンキー」が活用した工具なので「モンキースパナ」「モンキーレンチ」になったという説です。
こういった説があるのですが、果たしてどの説が正しいのか…、それは謎…。
まとめ
以上が、「スパナ」と「モンキー」の違いについてでした。
「スパナ」は、ボルトやナットをねじって回す工具のこと。
ちなみに、「スパナ」と「レンチ」は同じ工具です。
「モンキー」は、「モンキースパナ」「モンキーレンチ」のことで、口の幅を自在に調節できる機能を持つ「スパナ」「レンチ」のこと。
「モンキー」が一つあれば、便利ですね。
工具について説明してきましたが、「ドライバー」が「六角レンチ」の代用になるってご存知ですか?
そんなわけで、「六角レンチ」と「ドライバー」について調べた記事があります。
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