ゴム手袋って、臭いですよね…。
最初はゴム臭が…!!
ゴムのニオイも不快です。
さらに、せっかくゴム臭が消えたと思ったら、今度は鼻が曲がるような悪臭が…。
使用期間が長くなればなるほど、臭くなります…。
このゴム手袋のニオイ、なんとかならないものか…?
ということで、ゴム手袋のお手入れ方法を徹底的に調べてみました。
本記事では、ゴム手袋のニオイの消し方と予防策について、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.ゴム手袋が臭い!その理由とは!
まず、ニオイを消す前に、なぜ臭いのか?その理由を説明しますね。
ゴム手袋を購入して開封すると、「ゴム臭」がします。
これは、ゴムが持つ独特なニオイであり、新品を購入すればどうしても漏れなく付いてくるもの。
仕方がありません…。
それから、使用していくうちに発生する悪臭は「雑菌」が原因。
手の「汗」の臭いではありませんよ。
その証拠に、汗だくになったシャツのニオイを嗅いでも臭くないですよね。
実は、この「汗」と「皮脂」「垢」などが混じりあい、それを餌にしている「雑菌」が繁殖することで悪臭となります。
したがって、汗だくのシャツを放置して、時間が経過するとそこにも雑菌が繁殖し、最終的には臭くなりますよ…。
ゴム手袋の悪臭は、手から出た「汗」「皮脂」「垢」が内側に付着し、そこに雑菌が繁殖することで臭くなるということ。
ちなみ、生ゴミ・靴・靴下・生乾き臭といった不快なニオイの原因は、ほとんどが「雑菌」の仕業です。
では、次項ではこういった原因を踏まえた対策を説明しますね。
2.ゴム手袋が臭い!その消し方とは!
続いて、「ゴム臭」「雑菌による悪臭」「手についたゴム臭や悪臭」、それぞれの消し方について解説していきます。
①ゴム手袋のゴム臭の消し方!
ゴム臭は、時間が経過することで自然になくなります。
ですから、風通しの良い場所で1週間ほど日陰干ししてください。
でも、何日も待つのはじれったいですよね…。
そういった場合は、重曹水で消しましょう。
洗面器にぬるま湯、それに大さじ2杯の重曹を溶かしてください。
そこにゴム手袋を入れると、15分ほどでニオイが消えます。
その際は、手袋の表面だけではなく内側もキチンと浸してください。
もし、ニオイが残っているようであれば、さらに時間を延長すればOKです。
最後は、日陰干しして表裏両面をキチンと乾かして終了。
ちなみに、直射日光に当てると劣化がはやまりますの、極力日に当てないようにしてください。
②ゴム手袋の雑菌による悪臭の消し方!
雑菌による悪臭は、除菌して洗い流すことで解決します。
除菌といえば、キッチンハイターなどの漂白剤がありますが、キッチンハイターは塩素系漂白剤なのであまりおすすめできません…。
塩素系漂白剤は、強アルカリ性のためゴムの劣化をはやめます…。
ですから、ゴム手袋を除菌する際は、弱アルカリ性・弱酸性の「酸素系漂白剤」を使ってください。
たとえば、「花王」であればキッチンハイターではなく、「ワイドハイター」が酸素系漂白剤です。
あとは、「ライオン」であれば「ブライト」が酸素系漂白剤。
使用時は、それぞれの説明書にある規定量と規定の浸けおき時間を守ってください。
浸けおきする際は、ゴム手袋を裏返し、臭い内側が表になるようにしたほうがダイレクトに薬剤が届きますよ。
最後に、水で洗い流し、日陰干しで乾燥させれば終了。
ちなみに、ゴム手袋は手の荒れを防ぐために、普段から「塩素系漂白剤」を使用する時にも着用しますよね…。
つまり、ゴム手袋は普段から塩素系漂白剤の刺激にさらされているのです。
ですから、塩素系漂白剤で除菌してはいけないということではありませんよ。
「どうせ、消耗品だし…、別にいいや」といった考えなのであれば、塩素系漂白剤で除菌しても構いません。
それから、「ゴム臭」の取り方で説明した「重曹」でもある程度のニオイはなくなります。
その他に、ただ単にハンドソープやその他の洗剤で洗って干すだけでも、ある程度は消臭できますよ。
要は、雑菌が住めなくなればニオイは消えるのです。
そのためには、キチンと洗い流すこと、それからキチンと乾燥させること。
これだけでも、悪臭はかなりなくなります。
③手のニオイの消し方!
手のニオイは、除菌効果があるハンドソープで洗うことでかなり消えます。
もし、消えなかった場合は、以下のような製品も。
これは、「ステンレスソープ」。
手のニオイを取るアイテムです。
使い方は、水を流しながら手でこするだけ。
ネギやニンニク、魚のニオイなど、手に付いたニオイが全て消えますよ。
石鹼のように減りませんし、しかもサビませんので永久的に使えます。
3.ゴム手袋を臭くしない予防策!
今度は、ゴム手袋に雑菌を繁殖させない方法を説明しますね。
雑菌を繁殖させないことで、悪臭を防げるのですが…。
そのためには、ゴム手袋の内側に雑菌のエサを残さないことが大切。
つまり、「汗」「皮脂」「垢」を残してはいけません。
したがって、ゴム手袋の使用後は必ず内側も洗ってください。
ハンドソープなどの洗剤で洗うのがベストですが、雑菌が繁殖する前であれば水洗いだけでも効果は大きいですよ。
そして、最後は「水」を残さないようにキチンと乾燥させましょう。
表面だけでなく、内側も必ず乾かしてください。
それから、以下のような臭くなりにくい手袋もあります。
これは、抗菌加工したビニール手袋。
したがって、雑菌が繁殖しにくくニオイを抑えます。
ただし、ゴム製ではありません。
ところで、「ゴム手袋」同様に臭くなりやすいのが「スポンジ」。
ということで、スポンジが臭くなった場合の対処法を解説した記事があります。
よかったら下のリンクから覗いてみてください。
臭くなりにくいスポンジも紹介していますよ!
まとめ
以上が、ゴム手袋のニオイの消し方と予防策についてでした。
ゴム手袋の悪臭の原因は雑菌。
ですから、漂白剤などで除菌することでニオイは消えます。
臭くしないコツは、日頃からマメに洗って乾燥させること。
日々の「洗う」→「乾燥」で臭くしないこと、もしかしたらこれが一番簡単なのかもしれませんね。
ところで、ゴム手袋も臭くなりますが、洗濯物を部屋干しした時も臭くなりがち…。
この部屋干しの生乾き臭も、まさに雑菌が原因。
生乾き臭を防ぐには、なるべく密集しないように干して、はやく乾かすことが大切です。
ということで下の記事では、狭いスペースでいかにして部屋干しするか、といったアイデアを紹介していますのでよかったらどうぞ。
それから、靴を洗わずに消臭する方法を紹介した記事もありますよ。