Investigate Blog

お役立ち情報を深掘りしてご紹介いたします!

*

「しんにょう」と「しんにゅう」の違い!意味は?どっちが正しい?

      2018/11/26

Pocket
LINEで送る

「辶」をなんと呼びますか?

「しんにょう」か「しんにゅう」か?

自分は学校で「しんにょう」と習いましたので、同級生は全て「しんにょう」と呼びます。

ですが、世代によっては「しんにゅう」という人たちもいます…。

それも、結構多いのですね。

「しんにょう」と「しんにゅう」、いったいどっちが正しいのだろう?

ということで、今回は「しんにょう」と「しんにゅう」の違いや意味について調べてみました。
 

スポンサードリンク

 

1.「しんにょう」と「しんにゅう」の違いや意味は?どっちが正しい?

まずは、「しんにょう」と「しんにゅう」の意味を辞書で調べてみます。

【しんにょう】
之繞。しんにゅう。

【しんにゅう】
之繞。漢字の部首名の一つ。「通」「遊」などの「辶」の部分。しんにょう。

 
「しんにょう」の意味に「しんにゅう」とあります。

そして、「しんにゅう」の意味に「しんにょう」とあります。

つまり「しんにょう」も「しんにゅう」も、漢字の部首である「辶」の意味で同じですね。

ちなみに、漢字では「之繞」と書きます。

「之」が「辶」で、その「にょう(にゅう)」で「繞」。

之繞が部首の漢字は、「辺」「送」「道」「遠」などたくさんあります。

「之」が「走」になると走繞(そうにょう)で、「超」「越」「赴」などがありますし、「麦」になると麦繞(ばくにょう)で、「麺」「麹」などがあります。
 

スポンサードリンク

 
では、「之繞」に戻ります。

「之繞」の「之」は、名前などによく使われる字で、訓読みで「ゆき」と読みます。

そして「之」の音読みは「し」です。

「之繞」の「繞」は、訓読みで「めぐる」、音読みで「にょう」です。

ということは、「之繞」の読み方は「しにょう」が正しいということになります。

「しにょう」が変化して「しんにょう」になったということ。

ですから「辶」は、元々は「しんにょう」です。

元々「しんにょう」がなまって「しんにゅう」という読み方も定着したといった見方が強いようです。

ですが、調べてみますと、江戸時代は「しんにょう」よりも「しんにゅう」の方が主流だったそうです。

それが、明治以降は逆転し「しんにょう」の方が増加したといわれています。

辞書

ということで、「しんにょう」と「しんにゅう」はどちらも間違いではありません。

どちらも「辶」のことで「之繞」と書き、「しんにょう」とも「しんにゅう」とも読みます。

ただし、元々の「之繞」の読み方は「しにょう」です。

「しにょう」が「しんにょう」へ。

「しんにょう」が変化して「しんにゅう」となりました。

ちなみに、「繞」は「めぐる」と読みますが、意味もそのとおり「めぐる」「めぐらす」です。

つまり「辶」のように、左上から下へ、そして右側へと「めぐる」ということですね。
 

スポンサードリンク

 

2.「辶」のほかに「辶」があるし!違いは何?

「之繞」、つまり「辶」に似た部首で「辶」がありますよね。

パッと見て同じ漢字だと思ってしまうほど似ています。

たとえば「辻」「遡」「迂」といった漢字があります。

「辶」は、「辶」に点が一つ増えて二つになっているので「二点しんにょう」と呼ばれます。

「二点しんにょう」は、なぜか「二点しんにゅう」とはいいません。

不思議ですよね…。

その理由はのちほど。

そして点が一つの「辶」は、「二点しんにょう」と区別する意味で「一点しんにょう」と呼ぶこともあります。

「二点しんにょう」は、明治の時代に広がりました。

中国の清の時代に「二点しんにょう」が正しいとされていた、というのがその理由です。

要するに、明治時代だったから「二点しんにゅう」ではなく「二点しんにょう」なのですね。

前項で説明したとおり、「しんにょう」が広がったのは明治時代だったのです。

これが仮に江戸時代に広がったとするならば、もしかして「二点しんにゅう」だったかも!

そして時代が進みます。

戦後になり日本では教育上のわかりやすさを求めた結果、逆に「一点しんにょう」に変更されたという歴史があります。

テスト

ですが、完全に全ての漢字を統一して「一点しんにょう」に変更していればよかったのですが、なぜか「二点しんにょう」の漢字が残されたようです。

ですから、現在は「一点しんにょう」の漢字と「二点しんにょう」の漢字が混在しているのですね。

それにしても、「辶」と「辶」って、間違いますよね…。

似すぎです…。
 

スポンサードリンク

 

まとめ

以上が「しんにょう」と「しんにゅう」についてでした。

「辶」は「之繞」と書きます。

「之繞」の元々の読み方は「しにょう」、それが変化して「しんにょう」となりました。

さらに「しんにょう」が「しんにゅう」へと変化したのです。

ですから本来は「しんにょう」です。

ですが、「しんにょう」も「しんにゅう」も間違いではありません。

 - 暮らし・生活・雑学