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「学修」と「学習」の違いを解説!意味の違いと使い分けは?

更新日:

 
「学習塾」や「自主学習」など普段は「学習」を使うことが多いですが、「学修」の漢字を使うこともありますよね。

「学習」と「学修」って意味に違いがあるのだろうか…。

両者の使い分けは?

ということで、今回は「学修」と「学習」の意味の違いや使い分けについて調べてみました。
 

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1.「学修」と「学習」の意味の違いと使い分けは?

まずは広辞苑で調べます。

【学修】
・学問をまなびおさめること。修学。

【学習】
①まなびならうこと。
②過去の経験の上に立って、新しい知識や技術を習得すること。

一部省略

 
……広辞苑の記載だけでは両者の違いは分かりにくいですね(^^;)

ではまた別の国語辞典を見てみましょう。

【学修】
・一定の学問や技術を学んで身につけること。

【学習】
・学問や技術の基礎的知識を学び習うこと。

 
ということで違いは「学習」は「学び習うこと」で、「学修」は「学び身につけること」です。

要約すると「習う・教えてもらう」と「身につける」といった違いで、似てはいますが「学修」の方がより深く学問を究めるということですね。

平成24年の中央教育審議会の答申で、大学での学びは「学習」から「学修」へと変更されることになりました。

これは、「大学では、高校までの受動的な学びよりも主体的な学びが必要だぞ」ということです。

つまりただ単に講義を受けるだけではなく、自ら事前の予習を行い講義受講の後は自ら復習しより深く学問を究めて身につけるということですね。

大学の学びが「学習」から「学修」へ変更された理由は、こういった「自ら進んで行う予習や復習の実践」という部分が大きいようです。

学修1

ところで、少し見方を変えると「学習」とは「学修」の域に到達する一つの手段で、学習を積み重ねることで、学修に到ることができるということも言えるのかもしれません。

また、学習以外の方法でも学修することもできるのかもしれませんね。

たとえば、一瞬のひらめきで全てを理解し修めてしまう、とか……歴史に残る「発明」の中にはそういったものもあるかも…。
 


 

2.「勉強」と「学習」は違うもの?

「勉強」と「学習」もよく似た言葉ですよね。

両者に意味の違いはあるのか調べてみました。

【勉強】
・学問や仕事に努め励むこと。
・知識や技能を学ぶこと。将来に役立つ経験や試練。

【学習】
・学問や技術の基礎的知識を学び習うこと。

 
「学習」も「勉強」も「学ぶ」ことは同じなのですが、「学習」との違いは「励む」という部分ですね。

「励む」とは、「気持ちや力を奮い起こす」という意味があります。

「勉強」の漢字を見ると、「勉める+強い」で「強く・強いて勉める」ことです。

「勉める」とは「力を尽くす」という意味があります。

ということで、「学習」は「学び習うこと」に対し「勉強」は、「気持ちや力を奮い起こして、力を尽くして強く学ぶ」といった違いがありますので、「勉強」の方がより困難で深く「頑張り」が必要です。

学修2

「学習」と「勉強」の違いを具体例で紹介します。

【「学習」と「勉強」の違いの具体例】

・先生、手本がある「学修」
・先生、手本があるとは限らない「勉強」

(先生がいる「学習塾」一人で励む「受験勉強」)

・やる気がなくてもできる「学習」
・やる気がないとできない「勉強」

・人間以外にもできる「学習」
・人間にしかできない「勉強」

(動物は学習しますが、勉強はできません)

 
こうしてみると、「勉強」は「努力」や「練習」に似た言葉ですね。
 

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まとめ

以上が、「学修」と「学習」の意味の違いや使い分けについてでした。

「学習」は学ぶことで「学修」は学んで身につけることなので、「学修」の方がより深く学問を究めなくてはいけません。

また、「学修」は授業をきくだけの「学習」よりも本人の主体性ややる気が求められます。

そのため、高校までは「学習」ですが、大学では「学修」に変更されました。

 

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