時々人を噛んだりする「ムカデ」。
気持ち悪いし、嫌な奴ですよね…。
しかもこいつ、毒があって噛まれると腫れるらしい…。
人によっては、アレルギー反応がでる場合も…。
怖い…。
こんな嫌な奴なのでムカデは「害虫」だろう…、と思っていたら「実は益虫なのだ!」といった噂が…。
ということで、この「ムカデ」について徹底的に調べてみましたよ。
本記事では、ムカデは害虫と益虫のどちらに分類されるのか、またその理由についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.ムカデは害虫か益虫か?その理由とは!
まず、結論から。
ムカデは、「害虫」であり「益虫」でもあります。
つまり、ムカデを害虫といっても間違いではありませんし、益虫といっても間違いではありません。
実は、こういった「害虫」と「益虫」の両面を備えた虫たちは少なくないのです。
では、ムカデの害虫の面と、益虫の面を説明していきますね。
「害虫」である理由ですが、それは冒頭でも触れたとおり「人に噛みつく」危険な虫であるということ。
しかも、噛みついて毒を注入します。
普段この毒は、獲物を捕食するために使うもの。
余談ですが、この毒の成分は蜂の毒成分と似ています。
毒性は、蜂ほど強力ではないのですが、それでも腫れますし人によってはアナフィラキシーショックを起こす場合も…。
こんな危険なムカデですので、まぎれもない「害虫」ということになります。
では、ムカデが「益虫」である理由ですが…。
それは、人間にとっての害虫である「ゴキブリ」などを捕食してくれるから。
ゴキブリは、病原菌などを媒介する他、人間の食べ物を食べます。
また、食品工場などでは、製品に混入する困った虫。
この嫌なゴキブリを捕食してくれるという、大変ありがたい虫が「ムカデ」なのです。
特に、ムカデはゴキブリが大好物。
ムカデが民家に侵入する最も大きな理由が、このゴキブリを求めているからといわれています。
昆虫などを好むムカデですが、昆虫以外では「カエル」「トカゲ」「ネズミ」なども食べますし、なんと「鳥」も食べるそうですよ!
家に住みつくネズミを食べてくれるのは有難いですが、想像するとなんか凄い…。
また、ムカデは漢方薬などの原料にもなるそうです。
何やら、良い面が結構あります。
ちなみに、「害虫」と「益虫」の両面を備えた虫は他にもいますよ。
代表格は、「ミツバチ」。
ミツバチは、人間を刺す「害虫」。
しかし、蜂蜜を提供してくれるほか、植物の受粉を手伝ってくれます。
仮に、この受粉をするミツバチが絶滅してしまった場合には、世界中の農作物がかなりヤバい状況になるらしいですよ…。
あとムカデと似たタイプでは、スズメバチ。
スズメバチは人を刺す「害虫」ですが、他の害虫を捕食する「益虫」でもあります。
でも、危険性が大きすぎて、益虫としても有難みは感じませんよね…。
2.ムカデの被害を未然に防ぐ方法!
益虫でもありますが…、やはりムカデは怖いですよね…。
噛まれるのは避けたいところです。
毒を注入されますし…。
ということで、ムカデはあらかじめ駆除しましょう。
ムカデは日光が当たらない、石の下や落ち葉の下などに潜んでいます。
ただし、ムカデをさがしてだして駆除するのはかなり面倒。
手っ取り早いのが、毒餌でおびき出す方法です。
これは、「ムカデコロリ」。
庭に置いておくだけで、勝手にムカデがやってきます。
手間がかかりません。
それから、前項でも説明しましたがムカデはゴキブリを追って家に侵入してきます。
家に入って来るムカデの対処方法を解説して記事がありますよ。
もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。
★ムカデが布団の中にいるのはなぜ?その理由を徹底解説するよ!
色々な方法を詳しく解説しています。
まとめ
以上が、ムカデが害虫であり益虫である理由についてでした。
ムカデは人に噛みつき毒を注入する害虫。
ただし、ゴキブリやネズミなどを捕食してくれる益虫でもあります。
益虫とはいっても、やはり危険な虫なのでキチンと駆除したいところですね。
ですが、絶対に直接手で触ってはいけませんよ。