「フィギュア」と「人形」の違い……考えたこともなかったけど、そういえば、「人形」を英語でいうとたしか「ドール(doll)」では?
ということは、フィギュアと人形は違うものということ?(._.)
うーん、どうなんだろう?
じゃあ、「フィギュア」っていったい何のことなの?
ということで、今回は「フィギュア」と「人形」の違いなどについて調べてみました。
1.「フィギュア」と「人形」の違いは?
フィギュアと人形の違いは、楽しみ方です。
「フィギュア」は見て楽しむもの、鑑賞する物なのです。
信仰の対象もフィギュアです。
なので、仏像もフィギュアだし、マリア像やミロのヴィーナスもフィギュアです。
「フィギュア(figure)」は「像」というと、分かりやすいかもしれませんね。
フィギュアスケートのフィギュアも「図形」や「形」といった意味があり、似ています。
日本ではゲームやアニメのキャラクターの像を「フィギュア」ということが多いです。
また、フィギュアは「イメージに形を与えたもの」と言うこともできます。
仏像やマリア像などがそうですね。
信仰の対象を形にしたものが仏像でありマリア像です。
アニメなどのフィギュアもファンにとっては信仰の対象だったりします。
「人形」は観賞用ではなく、使うものです。
子供が洋服を着せ替えたり髪を結んだりして遊ぶ玩具が人形です。
ですから、フィギュアでは服や髪は動かない固定素材でできていますが、人形の髪は結べるように、洋服は着せ替えることができるような素材や作りになっています(人形の用途によって異なりますが)。
また、ひな人形やわら人形などのように、厄払いや悪意を持って相手に災いが及ぶように呪う道具であったり、神霊が降臨して意志を伝えるためによりつくもの、魔除けやお守りとして使うものも「人形」です。
2.「ドール」や「プラモデル」とは?違いは?
「ドール」とは人形のことです。
日本のリカちゃん人形のように着せ替えたり、髪を結んだりほどいたりして遊ぶ玩具のことです。
「プラモデル」とはプラスチック製の模型のことです。
正式には「プラスチックモデルキット」といいます。
「プラモデル」という商標は、日本プラモデル工業協同組合が所有する登録商標でもありますが、一般的にはプラスチックでできた模型なら何でも「プラモデル」や「プラモ」と呼ぶことが多いです。
おもちゃ屋さんやホビーショップに箱が積み上げられています。
「フィギュア」もプラスチック製のものであるならば「プラモデル」の中の一つであるいえます。
大手メーカーの「プラモデル」に対して、個人や小規模企業が生産したものは「ガレージキット」「ガレキ」と呼ばれます。
大量生産が難しい、マイナーなモデルが多いのが特徴です。
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まとめ
以上が、「フィギュア」と「人形」の違いなどについてでした。
「フィギュア」とは飾ったり見て楽しむもの、あるいは手を合わせて拝むものです。
「人形」は洋服を着せ替えてあげたり髪を結んだりして遊ぶもの、あるいは五寸釘を打って呪いをかけたりするのに使います。
女の子の災厄の身代わりになるひな人形も「人形」です。
フィギュアは観賞用、人形は実用的なものなのですね。