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「不要」と「不用」違い!微妙な意味の違いと使い方を徹底解説!

更新日:

 
「不要品?それとも不用品?」どっちとも、「いらないもの・ゴミなんだろうなあ」ということは分かりますが、意味の違いや使い分けは分かっていないかも……

ということで、今回は「不要」と「不用」の違いや使い分けを調べてみました。
 

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1.「不要」と「不用」の意味の違いと使い分けは?

「不要」と「不用」をそれぞれ広辞苑で調べてみます。

【不要】

(明治期の造語)必要でないこと。いらないこと。

 

【不用】

①いらないこと。用のないこと。

②役に立たないこと。無駄なこと。駄目。無益。

③しないでよいこと。無用なこと。

④人に迷惑のかかる乱暴をはたらくこと。不届きなこと。

⑤怠けがちなこと。無精。

 
へえ、「不要」って造語だったんだ。

知らなかった( ..)φメモメモ

造語とは、言葉を組み合わせて新しくつくられた言葉のことです。

これは、「必要」の反対語として「不要」と書くようになったといわれています。

ちなみに、「不用」の反対は「必用」ではなく「入用」です。

「不用」と「不要」の違いですが、どちらも「いらないこと。いらないもの」という意味では共通していますが、「不用」「本来の役に立たなくなって使わなくなったこと・もの」「不要」「そのことやものがなくても全く困らないこと」です。

なので、フリマアプリに出品するものは「不用品」、「それいらないんじゃないの」という買い物は「不要な買い物」です。

【「不用」と「不要」の違い!】

【不用】
・役立っていたもの→→役に立たなくなった

【不要】
・現在存在しないもの→→それがなくても困らない
・元々役に立っていなかったもの→→それがなくても困らない

 
ですから、元々存在していて「役に立っていたもの」かどうかがポイントです。

最初から「なくても困らない」ものは「不要」なのです。

不要1

「不要」と「不用」の例文や使い分けはこちら。

・不要不急
(それほど重要ではなく急ぎでもない用事のこと、なくても困らない用事)

・保証人不要
(そもそも、保証人はいらない)

・不要な買い物
(なくても全く困らないものを買う)

・不用品回収
(元々役に立っていたものが、役に立たなくなり回収してもらう)

・不用の施設
(元々役に立っていた施設が、役に立たなくなった)

・これ以上の戦いは不用だ。
(元々意味がある戦いだったが、これ以上は意味がない)

 
上記の例文でも、「いらない」といった意味では共通ですが、「不要」は「別になくてもいいんじゃない」、そして「不用」は「それ、もういらなくなったね」といったニュアンスが伝わるかと思います。

また、「不用品」とはいいますが、「不要品」とはいいません。
 


 

「不要」と「不用」の説明をしましたが、似たパターンで「所用」と「所要」があります!

下の関連記事で「所用」と「所要」の違いを詳しく解説してしていますよ。

「所用」と「所要」の違いを解説!意味や使い分けは?

 
 

2.「入用(入り用)」と「必用」と「必要」の意味と違いは?

ついでに、「入用」「必用」「必要」の違いについてもお伝えします。

【入用(入り用)】
ある用事のために必要なこと。

【必用】
必ず用うべきこと。なくてはならないこと。必要。

【必要】
なくてはならないこと。必用。どうしてもしなければならないこと。

 
不要2

まあ全体的に、なくてはならないこととして、共通しています。

こまかく解説しますと、「入用(入り用)」ある案件に対し必要な物事、例えば「旅行に入り用な品をそろえる」。

また、「必用」は漢字のとおり「用いる」ですから,道具や物、また道具や物を用いて使う技術や能力といったものに限定しており、「必要」は漢字のとおり「要する」ですから,なくてはならない物やこと全てで使われます。
 


 

3.「要件」と「用件」の違い、また「要」と「用」の意味は?

「不要/不用」の他に「要件/用件」も分かりにくいですよね。

これらの意味の違いについては、「要」と「用」の違いをおさえておくと分かりやすくなります。

「要」は、「かなめ」です。

物事の大事なことが「要」です。

一方の「用」は「もちいること、使うこと、役にたつこと」で「目的」や「ため」という意味です。

たとえば、「この重曹は掃除用でこっちは洗濯用」などの「~用」というときは「~のため」と言いかえることができますよね。

「要」の打ち消しは「要らない」ですし、「用」の打ち消しは「用をなさない」です。

「要」と「用」の違いをふまえたうえで、「要件」と「用件」 をみてみましょう。

【要件】
必要な条件。欠くことのできない条件。
例)応募要件:応募するための必要な条件

【用件】
用向き、用事。
例)用件を話す。用件を済ませる。

不要3

「要」と「用」を使う言葉は他にもあります。

【要談】
大切な話。

【用談】
用向きの話。

【要務】
重要な任務。

【用務】
用事。
例)用務員。

大事なことは「要」の字、用向きのときは「用」の字と覚えておくとよいかもしれません。

こちらは、「不要/不用」や「必要/必用」の違いと比べたら、比較的わかりやすいですね。
 

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「不要」と「不用」もまぎらわしいのですが、「表記」と「標記」の違いもわかりにくいです!

使い分けが必要な「表記」と「標記」については、下の記事をご覧ください!

表記と標記の違い!あるポイントを押えると使い分けが簡単!

 
 

まとめ

以上が、「不要」と「不用」の違いや使い分けなどについてでした。

「要」と「用」の字の違いに着目すると、使い分けで悩まずに済みそうですし、「不要/不用」以外でも応用がきくので、「要」と「用」の意味の違いはぜひ覚えてください。

私は、「不要な品物」を買って「不用品」を処分できない性格……断捨離の本、買おうかな……いや、これこそが不要な買い物か(笑)

同じ読み方でありながら意味が違う言葉はまぎらわしいですよね…。

特に「迎える」と「向かえる」は気を付けないと、意味が違うので大変なことになってしまいますよ!

もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。

迎えると向かえるの意味の違い!実は驚きの差があった!

 

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