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「簿価」と「時価」の違い!意味の違いをわかりやすく明瞭解説!

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起業したり、購入したマンションで不動産投資をするときには、帳簿をつけなきゃいけません。

帳簿をつけるときに必要なのが簿記の知識ですよね。

簿記なんて勉強したことがないのに……(´・ω・`)

途方に暮れてしまいますが、ここは気合を入れてがんばるしかありません。

泣いていても確定申告の締切日は待ってくれません。

ということで、今回は「簿価」と「時価」の意味や違いなどについてご紹介します。
 

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1.「簿価」と「時価」のそれぞれの意味と違いは何?

簡単に言うと、「簿価」とは購入したときの金額「時価」その資産の現時点での市場価格のことです。

「簿価」は正式には「帳簿価額」といいます。

企業は、会計帳簿に資産・負債・資本などの価額を記帳します。

このときに記帳されるのはその資産の取得価格で、これが「簿価」です。

簿価1

たとえば、1000万円で不動産を購入したとき、簿価は不動産の取得価格1000万円です。

時価は現時点での不動産の市場価格なので、1000万円とは限りません。

不動産の経年劣化や不動産市場の変動によって、時価は900万円かもしれないし、1200万円かもしれません。
 


 

「粗利」「営業利益」「経常利益」「純利益」については、下の記事を覗いてみてください!

「粗利」と「営業利益」の違いを解説!経常利益/純利益との違いは?

 
 

2.「簿価」と「減価償却」の意味と考え方は?

「減価償却」を広辞苑で調べてみると、「使用や時の経過などに伴って生ずる固定資産の経済価値の減少分を見積り、その見積り額を固定資産の耐用年数内の各会計期間に費用として配分する手続。代表的な方法として、定額法・定率法などがある。」ということです。

資産は一度購入し保有すると、購入時よりも資産価値が下がるのが一般的です。

この下がった価値を経費として計上するのが「減価償却」です。

帳簿には、購入価格から減価償却費を差し引いた価額を簿価として記帳します。

なので、資産の簿価は年々減っていきます。

たとえば、1000万円の機械を購入し、年間200万円ずつ価値が下がっていくとすると、購入の翌年の簿価は1000万円-200万円で800万円です。

5年後には簿価は0円となります。

償却期間は固定資産によって決まりがあるので、償却期間内で減価償却費を計上する必要があります。

そうしないと、税金面で損するので。

さらに、5年後にこの機械を売却するとき、当然購入したときの1000万円では買い手は見つかりません。

もし、帳簿上の機械の価値が1000万円のままだと売却したときに赤字を計上することになります。

100万円で売ったら900万円の赤字です。
 

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しかし、減価償却しておけば帳簿上価値のない機械ですから、100万円で売っても赤字計上にはなりません。

帳簿の数字を気にせずに必要なときに新しい機械に買い替えることができるのです。

 
【減価償却費の意味】

 
簿価2
 

「償却資産税」や「固定資産税」については、下の関連記事をご覧ください!

「償却資産税」と「固定資産税」の違いを徹底解説!

 
 

まとめ

以上が、「簿価」と「時価」の意味や違いなどについてでした。

「簿価」は購入時の価額、時価は現時点での市場価値と覚えておくとよいですね。

また、購入金額から減価償却費を差し引いた金額がこの年の簿価になります。

これに対して、税金がかかるわけですね。

そのほかにも、以下のような関連記事がありますよ!

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「備品」と「消耗品」の違いを徹底解説!金額の区分は?

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