「鰹節」と「削り節」の違いか……私は鰹節や鯖節を削ったのが削り節だと思っていたのですが、もしかして私の認識は間違っている??
ということで、今回は「鰹節」と「削り節」の違いについて調べてみました。
1.「鰹節」と「削り節」の違いは?
まずは広辞苑を調べてみましょう。
・おろしたカツオの身をゆで、または蒸し、焙って乾かし、黴付を施して日光で乾かしたもの。古く紀州に発した。削って出し汁に用いるほか、料理にかけたりする。かつぶし。
【削り節】
・かつお節などを削ったもの。
なんだ、私、合っているじゃん(´▽`*)
つまり、削る前の魚の原型が残っているのが「鰹節」で、料理に使うために細かく削ったものが「削り節」です。
また、「鰹節」になるのはカツオですが、「削り節」はカツオのほかにサバやイワシ、マグロなどで作ったものも含まれます。
ちなみに、鰹節には「荒節」と「枯れ節」があります。
「荒節」は煮たカツオを焙り乾かしたもの、水分が抜けて固くなっています。
この荒節にカビを付けてうまみを増したものが「枯れ節」です。
これを見て分かる通り、枯れ節は荒節よりも高価です。
高級料亭などの料理に使われるのは枯れ節です。
カビ付されておらず安価、香りが強く魚臭さもある
・枯れ節を削ったもの→かつお節削り節
高価、うまみ成分が多くまろやかな香り、魚臭さなし、かつお削り節よりもあっさりしているのが特徴
【鰹本枯節】
スーパーの棚には、「削り節」とよく似た「花かつお」とい商品もありますよね。
削り節と花かつおの違いは、削ったときの薄さです。
花かつおは花びらのように美しく削ることから「花かつお」といった名称になりました。
ですから、削りぶしよりも花かつおの方が薄いのですね。
花かつおの薄さに削るのは、一般家庭では難しいかもしれません。
ちなみにスーパーなどで、手ごろな値段でパックで売っている「削り節」と「花かつお」はほとんどが荒節です。
【鰹節が出来るまで】
「昆布」や「シイタケ」については、下の関連記事をご覧ください。!
詳しく解説していますよ。
2.鰹出汁のとり方!
鰹節で出汁をとるのは和食の基本ですが、難しいですよね。
私もなかなかうまくできません。
私はケチなせいでついつい鰹節をケチってしまいます。
なので、出汁をとった後、「あれ、全然色がついていないじゃん」ということがよくあります(^^;)
私みたいにケチな方は大袋の削り節や花かつおではなく、1回分ずつ個包装になった削り節の方がいいかもしれませんね。
鰹節のおいしい出汁のとり方はこちらです。
【かつおだしの取り方】
私はついつい最後に箸でぎゅっと絞ってしまいます。
こんなところにもケチな性格が……人前ではやらないように気を付けています(笑)
調味料については以下の関連記事を参考にしてください!
まとめ
以上が、「鰹節」と「削り節」の違いなどについてでした。
「鰹節」とは削る前のもの。
鰹節や鯖節を削ったものが「削り節」です。
鰹節には「荒節」と「枯れ節」があります。
「荒節」は煮たカツオを焙り乾かしたもの、荒節にカビを付けてうまみを増したものが「枯れ節」です。